巻頭特集
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歴史家も「戦前と酷似」と指摘 一強独裁政権の末期症状
森友学園の籠池夫妻の逮捕から、間もなく9カ月。疑惑のど真ん中にいる安倍首相夫人の昭恵氏は、先週末の「桜を見る会」でシレッと笑顔を振りまいていたが、昨年3月の証人喚問で安倍夫妻に都合の悪い事実を“告発…
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北の非核化で右往左往 「蚊帳の外」では済まない外交失態
北朝鮮が「核実験中止」を宣言したことに安倍政権が慌てふためいている。NHKも土曜日の早朝、テロップで速報している。 金正恩が20日、核実験とICBM試射を中止し、核実験場も廃棄すると宣言した…
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福田次官を見た国民感情 「まだ柳瀬に嘘をつかせるのか」
「嘘つきは泥棒の始まり」「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」――。子どもの頃、こう言われて育ったものだ。保身や人を陥れるために嘘をつくのは悪いことだと教えられる。だから、普通の人間は嘘をつくと良心の呵責…
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嘘で固めた「安倍一強支配」 見るも無残に自壊の必然<下>
北朝鮮問題で国際社会から“置き去り”にされ、焦った安倍が押しかけた形の日米首脳会談。不祥事続きでボロボロの安倍の訪米は、世界中の笑いものだった。 米主要紙には、「イラつくトランプが衰弱した日…
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嘘で固めた「安倍一強支配」 見るも無残に自壊の必然<中>
それにしても、怒涛のような2カ月だ。森友文書の改ざんが発覚したのが3月2日。それ以降、次から次へと不祥事が表ざたになる動きが止まらない。鉄壁の官僚機構が自ら音を立てて崩れ、安倍政権などしょせん、砂上…
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嘘で固めた「安倍一強支配」 見るも無残に自壊の必然<上>
セクハラ問題が炸裂した財務次官が、決定的な証拠を突き付けられても認めず、みっともない強弁を続ける。安倍強権政治の無残な末路を見る思いである。 19日未明、財務省の福田淳一事務次官からセクハラ…
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政権空中分解 レームダック首相の外遊を許していいのか
もはや熱烈な支持者でさえ、安倍政権の筋金入りの虚言体質に愕然としただろう。マトモな国民は言葉を失うほど呆れている。 テレビ朝日が19日未明に急きょ会見を開き、財務省の福田淳一事務次官によるセ…
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セクハラ次官を許すのか 問われる“忖度”大マスコミの覚悟
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ暴言疑惑がデタラメな展開になってきた。疑惑について、福田は当初、「週刊新潮」記者の直撃取材に対し、「誰がそんなこと言ってるんだ。あるわけないだろう」と色をなして反論…
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予断許さぬ最終攻防 まだ3割もいる安倍シンパたちの正体
「まだ3割も支持しているのか」―――。そう嘆息した人は多いはずだ。朝日新聞と共同通信が14、15両日に実施した世論調査。安倍政権の支持率は、共同が前回調査より5.4ポイント減の37%、朝日が前回から横…
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疑惑を抱えた2人が何を? 世にもおぞましい日米首脳会談
6回目の日米首脳会談を前に、安倍首相の口からやたらと威勢のいいセリフがポンポン飛び出している。北朝鮮問題では完全に蚊帳の外に置かれているにもかかわらず、「南北首脳会談や米朝首脳会談における基本方針を…
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昭恵喚問「拒否」の自民党 こんな安倍首相と心中するのか
「このところ、ある意味あり得ないことが事実として起きているので……」 財務省の太田充理財局長が、国会でそう答弁していたが、この5年間、安倍政権がやってきたことは、森友疑惑といい、加計問題といい…
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官邸主導、国家ぐるみ…疑獄史を塗り替えるモリカケの異様
「籠池さんは詐欺を働く人間。だから昭恵もだまされた」 安倍首相はこう強弁し、森友学園の籠池前理事長を蔑んできた。だが、今となっては、どの口で、と言いたい。森友疑惑の核心である「国有地の8億円値…
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イカれているのか 平然と嘘をつく異常な首相に国民は戦慄
「信じられない」と嘆きたいのは国民の方だ。 森友問題で、財務省が学園側に口裏合わせを依頼したことについて、安倍首相は「信じられないようなことが起こっている」と他人事のように批判していた。「信じ…
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しがみつきの醜悪 2007年の政権ぶん投げと酷似の展開
「官邸の意向」どころか「主導」していたに等しい。厚労省による裁量労働制のデータ捏造、森友学園への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改ざん、業者への「口裏合わせ」、防衛省の陸自日報隠蔽……。相次ぐ不祥事…
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「口裏合わせ」だけで退陣だろう 「底」が抜けた国の無残
「ばかか! ホントに!何考えてるんだ!」 財務省の太田充理財局長の平謝りに、自民党の西田昌司議員が罵声を浴びせる。マトモな感覚の国民にすれば、9日の参院決算委員会は見るに堪えない光景の連続だっ…
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まだしがみつくのか、安倍首相…嘘に嘘を重ねる蟻地獄
「天網恢々疎にして漏らさず」――いずれ嘘はバレ、悪事は発覚するということだ。これまで安倍政権がヒタ隠しにしていた悪事が、次々に明るみに出ている。 財務省が森友学園に対して、「口裏合わせ」まで働…
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日報問題でも姑息な対応が火に油 安倍官邸の自壊が始まる
陸自イラク派遣部隊の日報隠蔽問題が底ナシの展開になってきた。小野寺五典防衛相は6日、これまで「存在しない」と説明されてきた空自派遣部隊の日報が、航空幕僚監部に保存されていたことを公表。2003~09…
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文民が“影の主犯”だろう 破廉恥政権が“被害者ヅラ”の驚愕
それは、われわれ国民の側のセリフだと言いたくなる。 「非常に驚きと同時に怒りを禁じ得ない」――。5日、稲田元防衛相はイラク日報問題について、こう言って防衛省を批判してみせた。 防衛省が…
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百害あって一利なし 追い詰められた安倍首相の亡国訪米
財務省の決裁文書改ざんに続き、防衛省のイラク日報隠蔽の底なし沼にはまり、安倍政権は崖っぷちに追い込まれている。北朝鮮をめぐる国際社会の目まぐるしい動きの蚊帳の外に置かれ、まさに内憂外患の極み。聞いて…
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底なし沼の政治腐敗 “犯罪の巣窟”と化してきた安倍政権
この政権はどこまで腐敗しているのか。まるで底なし沼だ。財務省の公文書改ざん、厚労省のデータ捏造に続き、今度はまた防衛省で「存在しない」はずの日報が出てきた。新たに「見つかった」のは、イラク派遣部隊の…