巻頭特集
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デタラメの限りを尽くし原発再稼働を進める国家的犯罪
「誰のお金でやっていて、誰のための市場なのか。無責任体制と言わざるを得ない」。東京・築地市場の移転予定地「豊洲市場」の問題で、小池百合子知事が都庁の体質をこう批判していたが、豊洲市場問題をはるかに上回…
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嫌われ者対決でヒラリー墓穴 トランプならばどうなる!?
いよいよ大詰めを迎えている米大統領選。11月8日の本選挙前の最大のヤマ場が日本時間で27日午前に行われるテレビ討論だ。民主党のヒラリー・クリントン(68)VS共和党のドナルド・トランプ(70)の初の…
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20年に経済クラッシュ? 安倍総裁任期延長を待ち受ける暗雲
26日召集の臨時国会を前に、自民党内では安倍首相の総裁任期延長の議論が始まっている。 自民党の党則では、総裁任期は「連続2期6年」の決まり。連続2期目に入った安倍は、2018年9月に任期満了…
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頭がイカれた黒田・日銀総裁のオモチャにされる日本経済
どこまで国民をバカにすれば気がすむのか。 この3年半、日本銀行が実施してきた「異次元緩和」は成功だったのか、失敗だったのか。黒田日銀が21日に行った「総括的な検証」は、あまりにも国民を愚弄す…
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安保法制1年 忖度マスコミのアリバイ的検証記事の無意味
戦後日本が70年かけて築き上げた「平和国家」のブランドをかなぐり捨て、安倍政権が安全保障関連法の成立を強行してから、19日で丸1年経った。憲法9条に反する違憲法制ゴリ押しの際、安倍首相が壊れたレコー…
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まるで陸軍 伏魔殿・都庁役人たちの「オレ様体質」
真犯人は誰か、目的は何か、なぜ誰も気づかなかったのか。築地市場の豊洲移転問題は、ミステリー小説さながらの展開になってきた。 ここへきて、移転を決めた東京都の石原慎太郎元知事の言動に注目が集ま…
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盛り土疑惑は入り口 汚染水どころじゃない構造腐敗
シッチャカメッチャカになってきた。 東京・築地市場の移転予定地である豊洲市場の建物下で土壌汚染対策の「盛り土」がされず、空洞が広がっていた問題。16日、ムキ出し状態になった砕石層の上に大量の…
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代表選舞台裏の異様 蓮舫新代表は恐らく潰されるだろう
これでノーサイドとはいきそうもない。 15日行われた民進党の代表選は、下馬評通り、蓮舫代表代行(48)が新代表に選ばれた。党員・サポーター票、地方議員票で圧倒的な差をつけ、1回目の投票で過半…
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勝つまでやめない、しかし勝てない 黒田日銀バクチの末路
「これ以上、深みに入るのだけはやめて」――経済同友会の小林喜光代表幹事がこう言っていたが、完全に“博打打ち”になってしまった日銀・黒田東彦総裁の耳には届かない。負けが続いても「次なら」とカネを突っ込み…
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豊洲延期だけでいいのか “利権の巣窟”東京五輪も中止が筋
東京・築地市場の移転に関し、移転先の豊洲新市場の建物地下で適切な土壌汚染対策が施されていなかった件は、看過できない大問題だ。 汚染対策に必要な「盛り土」が行われず、主要な建物の地下が空洞で、…
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東アジアは核の火薬庫へ ならず者に包囲網は効かない
まさか短期間に2回も強行するとは予想しなかったのだろう。北朝鮮による5回目の核実験に国際社会が大慌てしている。国連安保理は緊急会合を開き、全会一致で非難声明を決定。北朝鮮に対して「追加制裁」を加える…
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蓮舫国籍問題を考える 多様性を認めない社会に嫌な予兆
民進党の代表選に出馬している蓮舫参院議員の「二重国籍」疑惑に対し、産経など一部の保守系メディアの異常な“蓮舫叩き”が続いている。 問題の経緯をあらためて振り返ると、蓮舫は1967年11月、台…
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北朝鮮核実験 ならず者の蛮行に安倍首相という運のつき
「断じて許容できない」「厳重に抗議し、最も強い言葉で非難する」「さらなる独自制裁を考えていきたい」――。9日、今年2回目、通算5回目となる核実験を強行した北朝鮮に対し、安倍首相が厳しい口調で非難声明を…
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圧勝? 蓮舫新代表の問題は国籍ではなく野田元首相の影
15日の民進党代表選まで1週間だが、盛り上がりに欠けたまま、二重国籍疑惑で炎上中の蓮舫代表代行(48)が逃げ切りを決めそうだ。 時事通信の調査によると、投票権を持つ国会議員147人のうち、蓮…
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防衛費も青天井 守屋元次官も危惧した防衛省制服組の暴走
財務省が6日、来年度一般会計予算の概算要求総額を101兆4707億円と発表した。100兆円を超えるのは3年連続で、1億総活躍など安倍政権の看板政策に関する要求額が膨らんだことが背景にあるらしいが、見…
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築地移転は権力闘争 政界風見鶏・小池百合子のしたたかさ
小池百合子東京都知事が築地市場の豊洲への移転を延期したことについて、世論の評価は上々のようだ。JNNが2、3日に行った世論調査では、移転延期を「評価する」と答えた人が63%、「評価しない」はわずか1…
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日銀が自分を総括の大笑い 止まらない狂乱緩和の先は奈落
「これで一安心だ」「年内1万9000円もあるぞ」――。5日、3カ月ぶりに平均株価が1万7000円台を回復した株式市場は俄然、勢いづいている。 日本銀行の黒田東彦総裁が「異次元緩和」の継続を明ら…
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安倍首相を待ち受けるプーチンの「罠」 領土交渉の危うさ
専門家はヒヤヒヤしながら見ている。安倍首相が2、3の両日、ロシアのウラジオストクを訪れて、プーチン大統領と会談。領土問題の進展に「手応え」と報じられている件だ。 経済協力をテコに平和条約の締…
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民進代表戦の政策論争 与党寄りメディアの餌食の懸念
ひと言でいえば、どの候補もバカ正直すぎる。これでは与党ベッタリメディアの思うツボ。安倍政権が最も恐れる「野党共闘路線」に、自ら進んで冷や水を浴びせるようなものである。 民進党代表選が2日、告…
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さながら道化師 安倍支持率アップは「パンとサーカス」
仕事もしていないのに、なぜ支持率がアップするのか謎だ。ゴルフ三昧の長い夏休みを満喫し、休み明けにちょいとコスプレしてみせただけで内閣支持率が急上昇。安倍首相にしてみたら、こんなラクなことはない。 …