巻頭特集
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案の定のデタラメ都政 豊洲は中止、五輪は返上が当たり前
〈生鮮食品を扱う市場として、食の安全・安心を十分確保していくことができます〉――。東京都中央卸売市場が作成した「築地市場の移転整備 疑問解消BOOK」に載っているPR文は一体、何だったのか。 「…
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日本はどうなる? トランプの経済政策と資本主義の終焉
当選後はじめての会見で何を言うのか、世界中が注目した11日のトランプ次期米大統領の会見。「国境税」の導入に意欲を見せるなど、選挙戦で主張してきた保護主義政策を下ろす気はないようだ。これまでに指名した…
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残業なし、賃上げ、経済成長というバラ色の虚構が安倍政治
大メディアによると、20日召集の通常国会での最大のテーマになるらしい。安倍首相が「断行の年」と意気込む「働き方改革」のことである。 昨年末に安倍政権は、非正規労働者と正社員の不合理な格差をな…
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審議前に生前退位を既成事実化 この国に国会は必要なのか
11日の新聞各紙が、一斉に1面トップで天皇の生前退位シナリオを報じたことには驚いた。前日10日に産経新聞が「新元号平成31年元日から」の見出しでデカデカと報じた内容とほとんど同一の横並び報道で、「政…
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紛争大歓迎 “戦争屋”安倍政権「死の商人」利権の腐臭
「戦争の惨禍は、二度と繰り返してはならない」。昨年12月27日。米ハワイ・真珠湾の追悼施設「アリゾナ記念館」をオバマ大統領と一緒に訪れ、世界に向かって「不戦」と「平和国家」を誓った安倍首相。このメッセ…
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気がつけば敵をつくるだけに終わっている安倍外交の正体
この判断が歴史の分水嶺となるのではないか。 韓国・釜山の日本総領事館前に少女像が設置された問題。日本政府が決定した対抗措置の一環で、9日、長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事の2人が一時…
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甘すぎる安倍政権 トランプショックはこれからが本番
日本企業に激震が走っている。次期アメリカ大統領のトランプが、トヨタを名指しで恫喝したからだ。 「アメリカファースト」を掲げ、雇用拡大と製造業の復活を最重視しているトランプは、これまでメキシコに…
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野党共闘潰しの懸念 小池新党は与党なのか野党なのか?
年明け早々、「小池劇場」の再開だ。4日の仕事始めでは、小池知事の職員への訓示や、都議会各会派へのあいさつ回りの様子をワイドショーが延々と垂れ流していた。 犬猿の仲とされる都議会自民党の高木幹…
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トチ狂った官邸と日銀 統制経済・ペテン相場を自画自賛
いやはや、驚いた。この国はいつの間にか、中国共産党型の「市場統制」が認められているらしい。年末年始のドサクサで不問に付されているが、政権ナンバー2と中央銀行トップの口から矢継ぎ早に、トチ狂った発言が…
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安倍外交を持ち上げる大メディアの恐るべきトンチンカン
何が起きるか分からない。混沌の年の幕開けだ。今月20日には、米国で暴言王トランプが新大統領に就任。ドイツやフランスなど欧州各国でも重要な選挙が予定されていて、極右勢力の台頭に注目が集まる。米ロ関係、…
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刹那のお祭り騒ぎ 棚ボタの円安・株高はそう長くは続かない
トランプの登場で、日本は棚ボタの円安・株高に。「強いアメリカ」を標榜するトランプ勝利以降、急激なドル高の影響で、短期間に円は対ドルで15円以上も下落。120円台をうかがう円安を好材料にして、2017…
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口を開けば「改革道半ば」 安倍政権4年間の成果ゼロ
安倍晋三首相の28日(現地時間27日)のハワイ・真珠湾訪問。出発前、安倍はこんな決意を口にしていた。 「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。この未来への思い、誓い、そして和解の価値をオバマ…
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株価は八百長、外交は大ボラ…安倍政権の「ウソ」の数々
第2次政権の発足から、26日で丸4年。安倍首相は記者団に「改革を進めてきたが、まだ道半ば。しっかりと、これから働き方改革に取り組んでいきたい」と今後の抱負を語り、「デフレではない状況を作り出し、景気…
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安倍独裁への布石着々 2016年政治はここまで暗黒化した
「これで『戦後』が完全に終わったと示したい」――今月5日の真珠湾訪問発表後、安倍首相が周辺に語ったとされるセリフだ。真珠湾訪問をいかに自身が唱える「戦後レジームからの脱却」に結び付けるか。26日夜から…
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冷血安倍政権の善人気取り 働き方改革は野党潰し
「政権の最大のチャレンジ」「抽象的なスローガンのままで終わらせない」 安倍晋三首相が「働き方改革」について連日、気勢を上げている。22日に閣議決定した2017年度予算案でも、目玉のひとつとして…
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全体主義、排外主義が台頭 息苦しい2017年の日本と世界
不気味な凪だ。内政も外交も失敗続きなのに内閣支持率は高止まり。世論調査では、何の成果もなかった日ロ首脳会談や、悲劇を政治利用するヨコシマな真珠湾慰問を「評価する」という声が多数を占める。健全な批判を…
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アホノミクスのトランプ頼み 株バブルと円安の行方と死角
こんな強気で明るい表情は久々に見た。日銀の黒田総裁のことだ。 20日の金融政策決定会合で、日銀は国内の景気について、「緩やかな回復基調を続けている」として、1年7カ月ぶりに判断を引き上げた。…
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支離滅裂の安倍外交 真珠湾訪問は百害あって一利なし
日本は本当に独立国なのか。オスプレイの墜落事故から6日。まだ、機体の回収も終わっていないのに、米軍が19日、オスプレイの飛行を全面再開させた。 米軍は「安全が確認された」などと、当然のように…
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支離滅裂のデタラメ政治に1億総マヒ化の国民世論
あのバカ騒ぎは一体何だったのか。 「北方領土問題にいよいよ終止符が打たれる」「日ロ平和条約の締結交渉が本格化する」「高まる元島民の期待」――。ロシアのプーチン大統領が来日する前の嵐のような「北…
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安倍政権終わりの始まり 二島返還もパーの亡国結末
成果がないことは最初から分かっていたが、それにしても、ここまでヒドイとは――。さすがに今回ばかりは、無能政権の化けの皮がはがれたのではないか。日本中が大騒ぎした日ロ首脳会談の結末は、「肩透かし」や「…
