刹那のお祭り騒ぎ 棚ボタの円安・株高はそう長くは続かない

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 トランプの登場で、日本は棚ボタの円安・株高に。「強いアメリカ」を標榜するトランプ勝利以降、急激なドル高の影響で、短期間に円は対ドルで15円以上も下落。120円台をうかがう円安を好材料にして、2017年には株価が2万5000円を突破するという臆測も出ている。

 だが、こんなものは、しょせん刹那のお祭り騒ぎ。そう長くは続かない。

「まず、1月20日に大統領に就任するトランプ氏が具体的にどういう経済対策を打ち出し、その実現度合いがどのくらいあるのか。財政出動などの面で期待が大きかった分、失望が広がれば、一気に潮目が変わる可能性があります」(経済アナリスト・菊池英博氏)

 早ければ、2月の予算教書をきっかけに、為替はすさまじい逆回転が起こりかねない。

「そもそも『米国ファースト』を掲げるトランプ政権の経済政策は、国内雇用の増加と輸出増を目指しているので、必然的にドル安戦略になっていく。それは、トランプ氏が選挙戦で『中国や日本が自国通貨安の為替操作を行っている』と猛批判していたことからも明らかです。現在の株高にしても投機相場になっていることは否めず、どこかで売り浴びせられてドカンと落ちることを覚悟しておくべきでしょう」(菊池英博氏=前出)

 現在の円安・株高を喜んでばかりもいられないのだ。

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