巻頭特集
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アッという間に任期延長 “安倍総統”にした方がいい自民党
もはや、安倍首相に異を唱える自民党議員は一人もいないのか――。自民党総裁の「任期延長」が、まったく揉めることなく決まった。本来、安倍の総裁任期は、2018年9月までだったのに、これであと5年、総裁を…
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棚上げの姑息…鳥肌が立つ自民党改憲草案と「明治の日」
豊洲市場や五輪の問題で東京都の“小池劇場”に国民が目を奪われている裏で、安倍首相の暗い野望が静かに、しかし確実に蠢き始めた。 昨年成立した安保法を与野党推薦の憲法学者3人が「違憲」と断じて以…
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国民の安全安心よりもゾンビ企業・東電の再建なのか
安倍首相の所信表明演説の途中、自民党議員が一斉に立ち上がって拍手した光景はナチス・ドイツの「ヒトラーユーゲント」のようで気持ち悪かったが、この国のメディアの報道姿勢も戦時下の「大本営発表」とソックリ…
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「新潟の乱」の次は「TPPの反乱」が安倍政権を襲う
どうやら、この国の風向きが少しは変わってきたようだ。原発再稼動に慎重な候補が勝利を収めた新潟県知事選から一夜明けた17日、大新聞は1面トップから政権与党系候補の敗北をデカデカと伝えていた。 「…
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新潟県知事選 安倍内閣の原発政策と謀略に有権者が鉄槌
歴史的な快挙だ。原発再稼働が最大の争点になった新潟県知事選が16日投開票され、安易な原発再稼働に反対している共産・社民・自由(生活)推薦の米山隆一氏が勝利した。 自公が推薦した前長岡市長の森…
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原発天王山選挙 新潟県知事選最終情勢はまさかの展開
「原子力ムラ」VS「再稼働反対」――。この国の命運を決することになる新潟県知事選は、いよいよ16日が投開票日だ。 自公が推薦する前長岡市長の森民夫候補と共産・社民・自由(生活)が推薦する米山隆…
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ネタ元は官邸大本営 吹き荒れる解散と北方領土憶測報道
きっかけは、「来年1月解散説 永田町に浮上」「北方領土交渉 信問う大義に」――という9月17日の日経新聞だった。あの記事以来、まるで「解散風」を煽るかのように、大新聞テレビが一斉に「1月解散説」を流…
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有権者は唖然だ 小池百合子都知事と自民党の呉越同舟選挙
マトモな有権者ほど、のけ反るような光景だった。衆院東京10区補選が告示された11日。東京・池袋駅西口で第一声を上げた若狭勝候補(59)の応援に駆け付けた小池百合子都知事の隣にいかつい顔が並んでいた。…
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野党候補猛追 新潟県知事選次第でデタラメ政治も激変
【1】前知事の不可解な不出馬表明の裏で見え隠れした原子力ムラの底知れぬ闇に少しは光が当たっていく 16日に投開票の新潟県知事選が全国から注目を集めている。「原子力ムラ」VS「再稼働反対」の対立…
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核ミサイルの兆候に緊迫 圧力で北朝鮮が屈服するのか
北朝鮮が10日、朝鮮労働党創建71年の記念日を迎え、日本のメディアは「北が不穏な動きを強めている」と大騒ぎである。 節目の行事に合わせ、ミサイル発射に核実験と挑発行為を繰り返すのが、かの国の…
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安倍自民党の墓穴もある! 1月解散総選挙を巡る攻防
解散風が永田町でどんどん加速し、選挙の弱い若手や野党議員はすっかり浮足立って、大慌てだ。12月のプーチン訪日時に北方領土問題が進展、その勢いで年明けに解散総選挙――、というのが安倍政権のもっぱらのシ…
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ヒラメ集団自民党 「安倍サマ忠誠合戦」の薄気味悪さ
いよいよ末期的だ。これが独裁でなくて何なのか。降ってわいたような安倍首相の総裁任期延長が、早くも決まってしまった。 自民党は5日、総裁任期の延長について議論する「党・政治制度改革実行本部」の…
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1億総活躍なんて詐欺師の口上 安倍“悪辣”政権の庶民苛め
小池劇場に関心が集まり、国会審議は話題にもならないが、有権者はもう少し目を光らせた方がいい。庶民を苦しめる政策が次々に推し進められているからだ。 配偶者控除の廃止は見送られそうだが、介護サー…
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核武装発言をゴマかす稲田“二枚舌”大臣が居座りのア然
大臣不適格という言葉では言い表せないほどにヒドイ。過去の発言との整合性がなく、話す内容は支離滅裂。国会論戦における稲田朋美防衛相の答弁を聞いていると、この国は大丈夫かと不安が募る一方だ。 た…
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牛丼がハッキリ物語る 「デフレに逆戻り」という絶望
「もはやデフレではないという状況を作り出すことができた」――安倍首相の世まい言を大メディアはいつまで垂れ流すつもりなのか。 異次元緩和のスタートから3年半。当初は2年をメドに年率2%の物価上昇…
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豊洲移転だけではない “命乞いの老醜”石原慎太郎の大罪
東京都の築地市場の豊洲移転をめぐる問題で、石原慎太郎元知事が窮地に立たされている。小池百合子知事は、豊洲の一部で「盛り土」が行われていなかった問題で、石原ら当時の関係者から直接ヒアリングを行うことを…
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辞任“舌禍理事”の言う通り 最後は強行採決という茶番国会
与党理事が国会審議前に「強行採決」を公然と口にするのは前代未聞だろう。これぞ、安倍政権が国民をナメ切っている証左と言っていい。 「この国会ではTPP(環太平洋経済連携協定)の委員会で西川先生の…
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豊洲事件化に時効の壁 百条委急ぎ石原、内田らを喚問せよ
豊洲新市場の地下に盛り土がされていなかった問題について、小池百合子都知事は30日、内部調査の結果を公表する。歴代の中央卸売市場長が揃って地下空間の存在を「知らなかった」とぬかしていた“無責任体質”の…
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巨大与党 大政翼賛国会の薄気味悪さ、空しさ、おぞましさ
豊洲市場の消えた盛り土問題に、競技3会場の建設中止も含めた五輪予算の大幅見直し――。都議会に舞台を移した“小池劇場”に、政治の主役の座を奪われた感のある“永田町劇場”。メディアも小池都知事の一挙手一…
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なぜTPP批准を急ぐのか 安倍ポチ首相の正体と危うさ
「米国が発効に向けた努力を続けるため、日本が国内手続きを前進させることが重要だ」 安倍首相はこう言って、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案を臨時国会で押し通す姿勢を見せている。 …