巻頭特集
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鉄槌を食らった菅自民党 麻生政権の二の舞の末路 <上>
ようやく菅政権の終わりが始まった。菅首相にとって初の国政選挙となる25日の衆参3選挙で、スガ自民党が大惨敗。秋までに実施される衆院選の前哨戦で「1勝」を死守するため、党を挙げた総力戦で臨んだ参院広島…
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無能政治存続の剣ヶ峯 衆参3選挙での鉄槌が絶対条件
3度目の緊急事態宣言に隠れがちだが、25日、この国の行方を左右する選挙が投開票を迎える。与野党が次期総選挙の前哨戦と位置付ける衆参3選挙だ。 野党が1つでも落とせば、無為無策のコロナ対応、狂…
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国民が求めるのは、自粛と「首相交代」の引き換えなのだ
新型コロナウイルスの新規感染者数は、3カ月ぶりに全国で5000人の大台を超えた。 感染拡大第4波が猛威を振るう中、ようやく政府は3度目の緊急事態宣言発令を23日、正式決定。宣言に準じる「まん…
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国とコロナに絶望と諦め “目の敵五輪”出場選手がお気の毒
なぜ、もっと早く動かなかったのか。やっと東京、大阪、兵庫、京都に「緊急事態宣言」が発令される。昨年4月、今年1月に続く3度目の緊急宣言である。 発令が遅れたため、大阪は「医療崩壊」が始まって…
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検査なしワクチンなし 緊急事態とはこんな政権が続くこと
大阪府が20日、ついに3度目の緊急事態宣言発令を国に要請することを決めた。20日の新規感染者は1153人。連日のように1000人超の異常事態なのだから当然で、要請は遅いくらいだ。 大阪では重…
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平和の祭典、五輪強行の代償が軍事力強化という倒錯外交
総理大臣就任後初となる訪米から帰国した菅首相。20日の衆院に続き、21日は参院で「米国訪問に関する報告」を行い、質疑が行われる。菅は不得手と指摘されていた外交の“成果”をアピールし、政権浮揚を狙って…
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国民の利益は何一つなし “一番乗り訪米”の凄まじい代償
わざわざ2泊4日で行く意味があったのだろうか。 バイデン大統領と対面で会談する最初の首脳になるために訪米した菅首相が18日、政府専用機で帰国。今週中に国会で訪米の成果について報告するというが…
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汚染水放出、五輪強行、容認する世論 世界中が奇異の目
だから、言わんこっちゃない。案の定、菅政権が決定した「原発汚染水」の海洋放出に、国際社会から批判が噴出している。 周辺国の中国、韓国、台湾に続き、国連人権理事会の特別報告者も15日、「深い憂…
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この状況でもやるのか、菅首相 バイデンに五輪土下座外交
想定外の人物から仰天発言が飛び出した。 「これ以上無理だということだったら、すぱっとやめないといけない。五輪で感染を蔓延させたら、何のための五輪か分からない」 自民党の二階幹事長が15…
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嘘と裏切りの菅政権 “汚染水放出”止めるためには政権交代
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について、原子力規制委員会は14日、原子炉等規制法に基づき核燃料の移動を禁じる事実上の運転禁止命令を出した。昨年3月以降、計15カ所でテロ目的などの侵入を検知する設備が…
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汚染水放出ですべてがわかった 菅首相目玉政策の胡散臭さ
「誰ひとり納得していないのによお。総理大臣のひと言で決定しましたって。それはおかしいよ」――。怒れる福島の漁業者の声が、菅政権のすべてを言い表している。 増え続ける福島第1原発の汚染水について…
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だらだら続くボンクラ政治 支持率4割政権に国民の苛立ち
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が12日、東京、京都、沖縄の3都府県で始まった。 緊急事態宣言に準じた対策を可能とするもので、各知事は対象区域の飲食店に午後…
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弱み握られたフジテレビにまともな政治報道はもうできまい
東北新社は衛星放送子会社の一部認定が取り消され、フジ・メディア・ホールディングス(HD)はお咎めなし。放送法の外資規制違反をめぐる全く異なる処分は、果たして筋が通っているのか。 フジテレビな…
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自粛要請の繰り返し 目に余る首相と知事の無能とボンクラ
最初の緊急事態宣言下だった昨年に続き、対象地域の住民は2年連続でゴールデンウイークを奪われたも同然である。 9日、「まん延防止等重点措置」の適用対象に東京、京都、沖縄の追加が正式決定。期間は…
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汚染水「放出こそが責任」と陶酔 菅自民政権の欺瞞と狂気
最悪のやり方だ。いくらなんでも酷すぎる。 どのように処理するのか問題となっていた福島第1原発の敷地内に保管されている「汚染水」について、菅政権は福島県の海に捨てることを決めてしまった。 …
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外遊で挽回? コロナお手上げ政権が亡国外交で目くらまし
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が昨年4月に初の緊急事態宣言を発令してから7日で1年経った。 当時の安倍政権は「これから1~2週間が封じ込めのヤマ場、正念場」などと根拠のない呼び…
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子ども庁も週休3日も 菅内閣は思いつきの場当たり政治
「選挙利用の臭いがぷんぷんする。本気度があるとは思えない」 立憲民主党の江田憲司代表代行はバッサリだったが、本当にその通りだ。唐突に政府・自民党挙げての“重要施策”になってきた「こども庁」のこ…
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協賛メディア“大騒ぎ” 池江の復活と五輪開催可否は別問題
白血病を乗り越えてつかんだ五輪の切符――。奇跡の復活劇が世論に与える影響は計り知れない。 4日の競泳日本選手権で、女子100メートルバタフライに出場した池江璃花子選手が優勝。400メートルメ…
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五輪やるのにワクチン接種は1%以下 欧米ならば首相退陣
〈パンデミックの最中の聖火リレーは、五輪の華やかな行事のために公衆衛生を犠牲にするリスクをはらんでいる〉 五輪の大スポンサー・米NBCテレビがコラムで指摘した通りの事態になってきた。5日から「…
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有名人の不自然な笑顔 聖火リレー“大本営報道”の気味悪さ
「あまり密にならないようにお願いします」――。有名人ランナーが申し訳なさそうにそう呼びかけるのが、もはや定番だ。東京五輪の聖火リレーは2日、長野県で2日目を迎え、スタート地点の飯田市の小学校で、下條村…