経済ニュースの核心
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みずほFG木原正裕新社長が旗振り役 グーグル提携の背景にある「ドラッガーの教え」
みずほフィナンシャルグループ(FG)とグーグル・クラウド・ジャパンは3月23日、DX(デジタルトランスフォーメーション)分野での戦略提携で合意したと発表した。みずほは昨年2月からのシステム障害を受け…
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日銀短観、景気ウオッチャーともに低下…経済指標の悪化は続く
4月1日の日銀短観3月調査。大企業・製造業の業況判断指数は、前回より3ポイント低いプラス14と、2020年6月調査以来、7四半期ぶりに低下した。業種別では「紙・パルプ」「自動車」「電気機械」「食料品…
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不正繰り返した「日野自動車」に国交省は“厳罰” 親会社のトヨタもカンカン?
1951年の法施行以来、初めてだという。先週、国土交通省から道路運送車両法に基づき4種のエンジンの型式指定取り消しという“厳罰”を食らったトラック国内大手の日野自動車。今後、これらのエンジンを搭載し…
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東宝新社長に松岡修造氏の実兄・宏泰氏が就任…“華麗なる一族”の事業継続の行方は
東宝は3月22日、島谷能成社長(70)の後任として、松岡宏泰常務(55)が5月26日付で昇格する人事を発表した。松岡氏の父方の曽祖父は宝塚劇場を創設するなど阪急東宝グループの創業者で、商工大臣などを…
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3月「腕力相場」を演出した自社株買い…“ロシア包囲網”でも株価上昇
日経平均株価は、3月9日の安値2万4717円から、29日には2万8252円と「中国包囲網」に続く、「ロシア包囲網」の形成など投資環境が好転しない中でも上昇。2021年3月末の2万9178円に向けた水…
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SMBC日興証券を巡る相場操縦事件は親会社「三井住友FG」の責任が焦点に
SMBC日興証券を巡る相場操縦事件は先週、副社長など幹部らの逮捕・起訴ばかりでなく、法人としての同社までも起訴されるという異例の事態に発展した。今後は近藤雄一郎社長の経営責任や親会社である三井住友フ…
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ZOZOは前澤友作氏が去っても業績伸長 ヤフーモールとの食い合い消え相乗効果
ZOZOの業績が好調だ。2022年3月期第2四半期連結累計期間における商品取扱高が2295億円(前年同期比23.6%増)、売上高は762億円(同14.6%増)、営業利益は237億円(同19.5%増)…
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「ロシア・ウクライナ戦争」のカギ握る 中国の微妙な立ち位置
バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は3月18日、ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来で初となる会談をオンライン形式で行った。習主席は、西側諸国によるロシアへの制裁措置を批判し、中国外務省によると…
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岸田流官製相場に向け「大学ファンド」が大荒れのなか船出 運用規模は10兆円
株式市場に新たな「買い手」が登場する。岸田文雄政権が「新しい資本主義」の目玉政策のひとつとして創設した官製ファンド「大学ファンド」──だ。新型コロナ禍に、ロシアによるウクライナ侵攻などが重なり、市場…
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スルガ銀行で創業岡野家を待望する声 ノジマとの資本・業務提携解消で単独再建目指す
ノジマは9日、保有するスルガ銀行の全株式を同行に売却し、資本・業務提携を解消した。銀行と家電量販店が連携する異業種の組み合わせとして注目を集めたが、提携から3年で元のもくあみとなった。解消の理由は「…
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5G時代は「折り畳みスマホ」が主役 日本の電子部品メーカーに追い風
株式市場では、投資家の判断を誤らせる「風説の流布」は、犯罪で禁止されている。しかし、ウクライナ侵攻などの極端な報道を見ていると、社会では大衆を扇動するための「フェイク」ニュースが飛び交っている。株式…
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鶏卵最大手イセ食品の経営破綻で…「パンドラの箱」引き取る支援者は?
卵価はこの先どうなるのか。「森のたまご」や「伊勢の卵」などで知られる鶏卵最大手のイセ食品(東京・有楽町)が先週末、経営破綻した。金融機関との間でつなぎ融資を受ける契約を締結済みで、「事業の継続に当面…
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政界で高まるMMT待望論 自民党内で二派に分裂する財政問題
岸田文雄首相は昨年10月の参院本会議で、日銀保有国債の一部永久国債化や教育国債の発行について、安定財源や財政の信認確保の観点から「慎重に検討する必要がある」と距離を置いた発言を行った。国民民主党の大…
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原油高騰で世界はカオスに…「1年以内にスタグフレーション」の衝撃予測
欧米中心にロシア非難、反戦デモが見られるが、米国のイラクやアフガニスタン侵攻の時には、反戦運動は起きなかった。 イスラエルが、パレスチナ人の土地やシリア領ゴラン高原に不当に入植し、現状変更を…
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旧日産系の自動車部品大手マレリが経営破綻…「みずほの抱える爆弾」がはじけた
「みずほの抱える3爆弾」などと呼ばれてきた大口融資先の一つが、ついにはじけた。大手自動車部品メーカーのマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ、他の2つはソフトバンクグループと昭和電工)で、今月…
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ロシア中央銀行は「金」を買い増していた…ウクライナ侵攻に向け周到な準備か
ロシア軍のウクライナ侵攻に世界の金融市場が揺れている。その中にあって急騰しているのが安全資産といわれる「金」だ。店頭の小売価格は1グラム当たり8000円に近づき、高値を更新している。金地金を扱う業者…
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視界不良の「3月相場」はすでに調整局面入り…企業の株式評価損が続出する恐れ
北京冬季オリンピックの閉会を待っていたかのように、ロシアは隣国ウクライナへ電撃作戦のような侵攻を開始した。一挙に戦線をウクライナ全土に拡大、欧米の想定を上回る速さだった。 外務省などによれば…
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「コロナ完敗」ニッポンに光明? 塩野義製薬の抗ウイルス薬は初承認なるか
果たして欧米勢に一矢報いることになるのか。塩野義製薬が先週末、新型コロナウイルスの飲み薬について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。承認されれば国内企業による初のコロナ関連創薬となる。 …
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SBIの「第4のメガバンク構想」に黄信号…出資銀行の業績が悪化
新生銀行のTOB(株式公開買い付け)を成功させ、傘下に収めたSBIホールディングスの北尾吉孝社長。新たな経営陣として五味広文元金融庁長官らを送り込むなど、北尾氏が推し進める「第4のメガバンク構想」の…
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ウクライナ緊迫 相場格言は「遠くの戦争は買い」極東の日本株に投資妙味か
連日、ニュースは、オミクロン株とウクライナ情勢で持ちきりである。株式市場は、その報道を受けて乱高下しつつ、日経平均株価は上値を切り下げて推移している。コロナ禍により、飲食店経営者は「リスクオフ」に動…