経済ニュースの核心
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LNGはさらに高騰か サハリン2問題で現実味「令和のオイルショック」の到来
NATO(北大西洋条約機構)のロシア制裁に同調した日本に対しての報復か。ロシアはサハリン2について、6月30日付で声明文を出した。それによると、ロシア政府が新会社を設立したうえで、現在の株主は1カ月…
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楽天グループ株価下落で価値は半値に…“悪夢再来”に気を揉む日本郵政
楽天グループの株価下落が止まらない。6月20日には一時582円と年初来安値を更新。その後も600円前後と昨年末比半値水準での取引が続く。最大の目玉だった携帯通信料金「ゼロ円」プランの今月廃止で加入者…
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パワハラで訴えられた「ハシモトホーム」とは? 40代男性社員が自殺し労災認定
青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」の青森支店に勤務していた40代の男性社員が自殺したのは、上司のパワハラが原因だとして、男性の遺族が6月20日、同社と橋本吉徳社長に対して約8000万円の損害賠…
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中国がEVで覇権を握る日…世界ベスト20に12社がランクイン
先週から今週にかけ東日本を中心に各地で気温が上昇している。気象庁によると、6月に日本国内で気温が40度に到達するのは観測史上初めて。東京都心では25日に35.4度と今年初の猛暑日を記録。観測史上最も…
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「柿の種」亀田製菓株が連続年初来高値 ライバルの工場停止で需要集中
「敵失」やコロナ禍からの需要回復にご祝儀相場も重なっての“椿事(ちんじ)”か。 「柿の種」で知られる米菓最大手の亀田製菓株が今月17日から先週23日まで5営業日連続年初来高値更新という騰勢劇を演…
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JR西やZOZOなど続々実施 株主総会も“バーチャル”の時代に…アバターが出席する日も近い?
「今年の株主総会はバーチャル総会元年と言っていい。自身の分身(アバター)で株主総会に参加する日も近いかもしれません」 こう話すのは大手信託銀行幹部だ。信託銀行は機関投資家として株主総会で議決権…
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日銀が恐れる株価暴落とさらなる円安 金融引き締めに動けない理由
日本銀行の黒田東彦総裁は17日、現時点での金融引き締めや利上げは景気の下押し圧力になり「適切でない」との見解を示した。欧米の中央銀行がエネルギー価格の急騰などから相次いで利上げをする中、異次元緩和政…
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外資系企業に異例の巨額拠出…台湾TSMCらに最大4760億円の補助金交付が決定
半導体企業に補助金──と聞いてエルピーダメモリを想起した人も少なくなかろう。公的資金300億円をのみ込んだ挙げ句、2012年2月末、会社更生法の適用を申請して経営破綻した「日の丸」半導体メーカーであ…
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日銀総裁「ポスト黒田」の有力候補に浮上…対照的な経歴の「2人の名前」
いま金融界で密かに読まれている本がある。前日銀副総裁の中曽宏氏(東大大学院経済学研究科金融教育センター特任教授、大和総研理事長)が著した「最後の防衛線 危機と日本銀行」(日経BP日本経済新聞出版刊)…
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岸田政権「骨太の方針」で“格差拡大第2幕”へ…非現実的な資産所得倍増計画
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏らが運営する「世界不平等研究所」(本部パリ)によれば、2021年世界の上位1%の超富裕層の資産は、世界全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%…
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株主総会ピークも分散化進む 休日開催やバーチャル開催が増える一方で“リアル”も復活
3月期決算企業の株主総会がピークを迎えようとしている。対象上場企業のうち先週末までに総会を終えたのは全社のトップを切って5月27日に開催したスマホ向け高機能フィルムのKIMOTOや豊田自動織機などわ…
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りそなHD東和浩会長退任 波乱万丈のバンカー人生「銀行はなくなってもいい」に込めた哲学
「金融サービス業として40年、いろんなことがありましたが、“自由に仕事をさせてもらって、個人的には、本当に楽しかった”というのが、素直な感想です」 6月24日の株主総会を待って取締役会長を退任…
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原油を巡る攻防「G7対BRICS」の様相…中東の産油国はどちらにつくのか?
欧米のロシア産原油の輸入禁止措置を受けて原油価格が高騰。米国ではシェールオイルの増産が加速、2022年12月の米原油生産は日量約1264万バレルと2月に比べて同100万バレル以上増える見通しという。…
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値上げラッシュで肥料高騰 キャベツや白菜など葉物野菜に影響か
まさに「値上げラッシュ」だ。電気代などのエネルギー価格に日用品、食品、飲料に家電製品などなど……。 信用調査会社の帝国データバンクによれば2022年中に値上げまたは値上げが予定されている製品…
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産経新聞のデジタル路線に拍車か 新社長はデスク経験のないデジタルファースト
産経新聞は5月24日、近藤哲司専務(62)が社長に昇格する人事を発表した。飯塚浩彦社長(64)は代表権のある会長に就く。6月24日開催予定の株主総会後の取締役会などを経て正式に決定する。近藤氏は長野…
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ロシア軍はウクライナ侵攻の象徴に…「Z」に込められた意味とその背景
ウクライナに侵攻したロシア軍の戦闘車両などに「Z」のマークが付いている。 今年4月18日、国営放送であるロシア1のニュース番組でロシア連邦軍による戦勝記念日のリハーサルについて報じた際、ニュ…
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紳士服チェーン「はるやま」創業家の姉弟が骨肉の争い 売り上げ激減で創業以来最大の危機
「治山正史氏に経営させていては立ち直れませんし、同氏が社内にいては改革が進みません」 姉の訴えには何やら悲痛ささえにじむ。 紳士服チェーン「はるやま」を展開する業界大手、はるやまホール…
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JR九州は工業デザイナー水戸岡鋭治サマサマ…豪華列車の旅は中高年の垂涎の的に
「友近・礼二(中川家)の妄想トレイン」(BS日テレ)が中高年に人気を博している。毎回、鉄道好きのゲストを迎え、理想の旅をひたすら妄想する新感覚な紀行番組だ。鉄道・温泉・グルメなどなど、取り上げられるコ…
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NY市場が世界大恐慌以来の株安記録 弱気相場入りで日本株から資金流出か
米国の相場格言に「5月に株を売れ」がある。先月初旬以来、当コラムで「リスクオフ」と何度も警告してきたが、先週末、NYダウは8週連続で下落した。1896年から算出が始まったNYダウの最長続落記録は8週…
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「投機的」水準に王手…東京電力HDを襲う“ズルズル格下げ”の行く末
東京電力ホールディングス(HD)内に静かな波紋が広がっている。格付け会社大手のS&Pグローバル・レーティングが先週、同社の長期発行債格付けの先行き見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変えたためだ。…