監督の「使い捨て」はもうやめよう 失敗から得た知見を還元する機会がないのはあまりに惜しい
今年は3人の監督がユニホームを脱いだ。
ロッテの吉井理人監督(60)、ヤクルトの高津臣吾監督(57)、DeNAの三浦大輔監督(51)……契約満了による退任だが、チームはいずれも優勝を逃した。
DeNAはセ・リーグ2位でCS出場という結果を出したという声もあるようだが、V逸すれば2位も6位も一緒、というのが私の考え。CSという制度が責任の所在を曖昧にしているだけで、三浦監督も思いは同じだったのではないか。潔く身を引いた。
「責任は俺がとる。思い切って行け!」
横浜監督時代、ピンチを迎えたマウンドで投手にこうハッパをかけたものだ。結果責任は監督が負うもの。その覚悟がなければ、選手はついてこないと思っていた。負ければ辞める。1998年に横浜監督としてリーグ優勝、日本一の美酒を味わわせてもらった私も、翌99年から2年連続で3位に終わると、お役御免となった。プロなら当然のことだが、リベンジのチャンスは欲しい。
日本のプロ野球は再登板の例が少なく、「使い捨て監督」が多い。結果はシビアに
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