パV争いはラストスパート間際 日本ハム「優勝の条件」を話そう

プロ野球のペナントレースは、残すところ30試合前後となった。
阪神の独走で優勝争いの灯が消えたセ・リーグとは対照的に、パ・リーグは首位のソフトバンクと2位の日本ハムが1ゲーム差で白熱の大接戦を演じている。
マラソンに例えれば、40キロ地点を過ぎて競技場目前。トラック勝負になだれ込みそうな雰囲気だが、両球団の投打の数字を見ると、チーム防御率もチーム打率もほぼ互角だ。唯一、圧倒的な差がついているのはチーム完投数で、ソフトバンクの5に対して、日本ハムは21と突出している。
12球団で2番目に多いのが、広島の10だから、投手の分業制が定着した今の野球界でこれは、とんでもない数字と言っていい。
11年前に「もっと投げたくはないか」(日刊スポーツPRESS)という書籍を出し、中6日以上の先発ローテーションが当たり前になった日本の野球界を「超過保護」と書いて問題提起した私からしても、目を疑いたくなるものだ。就任4年でこれだけタフな投手陣をつくり上げた新庄剛志監督は評価に値する。
その結果、日本ハムのリリーフ陣の最多登板は柳川大晟35、田中正義36試合と負担を減らすことにつながった。対してソフトバンクはリーグトップの54試合に登板している杉山一樹を筆頭に、40試合以上登板のリリーフ投手が3人いる。
トラック勝負となった時、この余力の差がモノをいうのではないか──そんな見方もあるようだが、それはどうだろう。
私は横浜の監督時代、
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