すべては野村ヤクルトが教えてくれた
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                         手を焼いた青木宣親は口うるさい僕を好きではなかったはず正直、当時は手を焼きました。ヤクルトの安打製造機、青木宣親(38)です。もっと守備力に磨きがかかれば、さらにすごい選手になれるのに……。そんな思いは、しかし、なかなか彼には届きませんでした。 … 
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                         奇想天外な助っ人 ホージーのお気に入りはヒビ割れバットヤクルト史上最強助っ人がペタジーニなら、こちらは史上最“驚”助っ人でしょうか。1997年に来日、2年間ともにプレーしたドゥエイン・ホージー(53)です。 突然、グラウンドで踊り出し、古田さん… 
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                         同じ助っ人でも対照的…ラミレスとペタジーニの微妙な関係DeNAの監督になってはや5年、すっかりベイスターズの顔として定着したのがアレックス・ラミレス(45)、通称ラミちゃんです。 ヤクルト入団1年目の2001年には、打率・280、29本塁打、8… 
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                         ヤクルト史上最強の助っ人はペタジーニだと思っているヤクルトといえば、助っ人外国人選手を獲得するのが上手という印象を持っているファンの方も多いのではないでしょうか。僕が在籍していた1980年代終盤から2000年代序盤にかけて、野手だけでもパリッシュや… 
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                         とてもマネできない「小さな大打者」若松勉さんの打撃理論「ヤクルトファンの皆さま、本当におめでとうございます」 2001年のリーグ優勝時、こう言ってファンを祝福したのが、当時監督だった若松勉さん(73)です。選手、ファンを大いに盛り上げたこの名言は… 
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                         故・関根潤三監督を鬼だと…“地獄の伊東キャンプ”の思い出■今年4月に永眠 僕がプロ入りした1987年、ヤクルトの指揮を執っていたのが今年4月に93歳で亡くなられた関根潤三さんです。 関根さんは89年に退任し、野村監督にバトンタッチ。僕が一軍… 
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                         不動の4番・広沢さんの“オーバーリアクション”に戦々恐々僕が一軍に定着するようになった1990年、広沢克実さん(58)はすでに主砲としてバリバリのレギュラーでした。 野村監督が就任した90年からは多くの試合で4番広沢さん、5番池山さんのタッグ。ふ… 
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                         “怒られるまでやっちゃえ”だった川崎憲次郎が技巧派に変身ヤクルト黄金時代に活躍した投手のひとりが、川崎憲次郎(49)です。 僕の2年後輩ですが、なんというか……気を使わないというか、なれなれしいというか。僕のことを「哲ちゃん」と呼ぶんですからね。… 
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                         夜中の屋上で…ロマンチストなギャオス内藤の意外な趣味ドラフト同期で仲が良かった選手といえば、同い年のギャオスこと内藤尚行(51)です。彼とは高卒1年目から常に一緒に行動していました。ここで書けない話も、たくさん知っています。 同期の中で、彼が… 
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                         土橋勝征は僕と犬猿の仲だと思われていた同郷同期入団選手無口でマジメ、黙々と練習をし、決してグチや弱音を吐かない――それが野村ヤクルトのいぶし銀、土橋勝征(51=現ヤクルト二軍内野守備走塁コーチ)です。 僕とは同じ千葉県出身で、1986年のドラフ… 
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                         伊藤智仁のスライダーはまるで「交差点の左折同士」だった伊藤智仁(49=現楽天投手チーフコーチ)のスライダーは日本一、いや、世界一だと言っても過言ではないでしょう。彼が活躍した年は何年もありませんが、強烈なインパクトをファンのみならず、僕ら選手にも与えて… 
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                         宮本慎也からダメ出し「飯田さんはもっと練習していれば」自分にも厳しいが、人にも厳しい。それが宮本慎也(49)です。 守備に関しては入団時から折り紙つきで、センスも抜群。ただ、バッティングは非力で、当初は「あとは打つ方さえしっかりしていれば……」… 
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                         永遠の野球小僧・高津臣吾ほど守りやすい投手はいなかった今季からヤクルトの監督に就任したのが、高津臣吾(51)です。彼は大卒なので入団は同期ではありませんが、同じ昭和43年生まれ。家も近かったので、独身時代はしょっちゅう2人で食事に行く仲でした。 … 
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                         不動の正捕手 古田敦也さんが野村監督に見せた“反骨配球”野村監督の教え子で、真っ先に名前が挙がるのが古田敦也さん(54)でしょう。言わずと知れた、不動の正捕手。歴代のプロ野球ベストナインには、必ず選ばれる先輩です。 そんな古田さんと1990年のユ… 
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                         池山さんは豪快プレーと几帳面な性格のギャップが魅力的黄金時代――僕がプレーしていた90年代のヤクルトをそう呼ぶらしいです。90年代はリーグ優勝4回、日本一3回。その強さもさることながら、選手の個性もバラエティーに富んでいました。 当時の中心選… 
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                         野村監督は「評価するのは自分ではなく他人」と話していた僕は2007年から13年までヤクルト、15年から昨年までソフトバンクでコーチをしました。そのとき、何度も読み返したのが現役時代に必死にメモを取っていた4冊の「野村ノート」です。 現役時代には… 
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                         野村監督が選手を褒めないのは「出来て当たり前」だから僕は現役時代、野村監督と一対一で話したことはほとんどありません。正捕手の古田敦也さんは、よく監督と話していましたが、他の選手も僕と同じだったのかもしれません。作戦面の指示は別として、個人的な会話はほ… 
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                         野村監督が指示 幻に終わったフォースボークと本盗の奇策「奇策は弱者の戦法」 野村監督は、かつてこう言っていました。90年代のヤクルトが弱かったとは思いませんが、監督は常にさまざまな作戦を考えていました。 そのひとつが「フォースボーク」。走… 
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                         今も大事に取ってある野村野球が詰まった4冊の大学ノート野村ノート。その存在は、ファンの方の間でも有名でしょう。野村監督の著作にもあります。野村監督のミーティングの中身をまとめたものですが、当時はもちろん、そんな書籍は出版されていません。監督の話、板書を… 
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                         「フライを打ち上げたから今日は使わない」と言われた恐怖野村監督といえば、「ぼやき」が有名です。これは報道陣の皆さん、野球ファンの方が詳しいでしょう。試合前練習で担当記者さんらを相手に談笑する光景を、今でもよく覚えています。それを記事にしたものを読んだ方… 

 
                             
                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
        