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鈴木宣弘東京大学教授

１９５８年、三重県生まれ。８２年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、０６年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」（文芸春秋）、「悪夢の食卓」（角川書店）など著書多数。

令和のコメ騒動の深層

（2）遅れた備蓄米放出…流通改悪論は否定されるも、政府は「コメ生産不足」を認めず

公開日：2025/04/08 17:00　更新日：2025/04/08 17:00

江藤拓農相が備蓄米21万トン放出を発表＝2月14日（Ｃ）共同通信社

　さすがに米価上昇が止まらず、世間の騒ぎが大きくなってきたので、今年に入ると、ついに備蓄米が放出されることになった。しかし、あくまで、コメは足りているが、流通業者がコメを隠しているのが問題だから、放出の条件に、「流通が支障をきたしている場合」を新たに加えて、コメは足りているが流通…

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【連載】令和のコメ騒動の深層

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