令和の米騒動
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コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯
国内のコメ産地の多くは、これから大量の水を要する稲の出穂期を迎える。しかし、各地で異常気象が相次ぎ、コメの生産現場では「このままだと凶作になる」と、警戒感が高まっている。 生産量5位と、国内屈指のコメどころ・宮城県は先月から...
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「イネカネムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号
今年もカメムシ被害に、警戒感が高まっている。 昨夏、全国的にコメが不足し、「令和のコメ騒動」が起きたのは、猛暑によって歩留まりが低下したほか、各地でカメムシが大量発生したことが追い打ちをかけたとされている。 今年も国...
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「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状
フィーバーは、すっかり過去のものとなった。 小泉進次郎農相が今年5月の就任直後に随意契約による備蓄米放出を表明し、「5キロ2000円」の価格は巷で大きな話題となった。江藤前農相が放出した入札備蓄米の流通が遅れていたこともあり...
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コメ増産の切り札として注目「再生二期作」の理想と現実…土地がやせ細るネガティブ要素も
7月6日までの1週間で販売されたコメ価格は5キロあたり3602円と前週比70円安で7週連続の下落となった。備蓄米の効果が出始めている中、今年収穫の新米の注文が通販サイトやふるさと納税仲介サイトで始まっている。 だが、依然とし...
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効率は低くとも…中間山地の田んぼが日本の「食」を支える現実【零細コメ農家現場ルポ】
コメ価格を下げるためにも、農業の大規模化を求める声が広がりつつある。 自民党は先月2日、農業の生産性向上のため、今後5年間で事業規模2.5兆円の対策を求める緊急決議を政府に提出した。コメの生産コストを下げるため、農地の大規模...
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田んぼが消え行く集落に広がる“耕作放棄地”とソーラーパネル【零細コメ農家現場ルポ】
コメ高騰が世間を騒がせる中、国内の小規模コメ農家の多くが存続の危機に瀕している。 京都府舞鶴市の西部に位置する和江は、40世帯ほどが暮らす小さな集落だ。集落の東には1級河川の由良川が流れ、すぐ西側には小高い山々がそびえている...
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トランプ関税でボロボロ 日本は「攻めと守り」を重視すべし
7月3日に公示された参院選では、多くの新聞が「減税か給付か」を争点として報じているが、結果、減税ポピュリズムと外国人排斥の極右勢力の台頭を招いている。 確かに食料品の物価上昇は凄まじい勢いであり、物価対策は当然必要だ。代替財...
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石破首相の「今年産米から増産」宣言がソッポ向かれるワケ…深刻な離農加速、新規就農への高すぎるハードル
「令和7年産から増産を進めてまいります。消費者の皆さまが安定的にコメを買えるようにするとともに、意欲ある生産者の皆さまの所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たな米政策へと転換する」(石破茂首相) スーパーの平均価格...
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参院選投票日までに何が起こるか? 序盤情勢は「自公惨敗」…歴史的な地滑り、崩落が始まった
自公で過半数は微妙の世論調査。低すぎるハードルすらクリアできず、上がり目どころか、減税回避で集中砲火。政治とカネ、経済低迷、トランプ関税で、どこまで負けるかが今や焦点。 ◇ ◇ ◇ 参院選の公示後、初めての週末...
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小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上
もはや、イチャモンだ。小泉進次郎農相は参院選公示日の3日、自身のXを更新。立憲民主党の野田佳彦代表が第一声で「もっと農業人口が増えるようにするための予算を10倍にしたい」と語ったという記事を引用し、こう投稿した。 <農林水産予...
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輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ
「小泉コメ劇場」は、ちっとも生産現場の実情を顧みようとしない。 農水省は27日、無関税で輸入できるミニマムアクセス(最低輸入量)米の初回入札を例年より3カ月ほど前倒しで実施。主に主食用として全3万トンが落札された。市場に例年よ...
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「令和の百姓一揆」実行委代表が警鐘「真っ先に飢えるのは大都市の住人だ」
全国から集結した約30台のトラクターが東京の繁華街を疾走した。3月末には総勢4500人が参加、各地に広がる一揆デモの先頭に立ったのは、この人。山形・長井市で自然養鶏1000羽、水田5ヘクタールを耕す循環型農業を営む。身長191センチ...
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田んぼに入って分かったコメ作りの過酷さと農家の優しさ…千葉県匝瑳市で記者が体験
米価を下げるべく、小泉進次郎農相が奔走している。消費者からすれば、一刻も早く下げてもらいたいものだが、格安の備蓄米を放出しても価格は落ちてこない。そもそも、悪貨が良貨を駆逐するように、古いコメで市場をジャブジャブにすれば米価は落ち着...
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備蓄米を求めて近隣店舗を巡ると…コメ価格の4極化がますますクッキリ
6月13日までに沖縄県を最後に全国47都道府県で随意契約の備蓄米の販売が始まっている。小泉進次郎農相は16日、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格が3週連続で値下がりしたことも明らかにした。値下げ幅は5キロ当たり109円。値下げ...
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銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説
小泉進次郎農相主導の“改革”でコメを取り巻く状況が目まぐるしく変わる中、コメ卸売業者などが銘柄米を取引する「スポット市場」で価格が急落している。 コメ市場を調査している米穀データバンクによると、主な銘柄米のスポット価格は、直...
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進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず
またしても、トンチンカンなことを言い出した。 小泉進次郎農相は17日、高額な農機の購入がコメ生産者の負担になっているとして、コンバインなどのリースやレンタルを推進する考えを明らかにした。進次郎氏は建設業界を引き合いに出し「重...
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進次郎農相「農機具はレンタルやリースが当たり前に」発言の波紋…パフォーマンスか、現場を知らない思いつきか?
「最新の技術も活用しながら精度を向上させ、農業政策の新たな基盤を確立していきたい」 農林水産省がコメの出来を数値で示した「作況指数」の公表を2025年産米から廃止すると決めた意図について、こう語っていた小泉進次郎農林水産相(4...
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備蓄米「残り10万トン」で拭えない大災害時の不安…追加放出の背景には財務省の“提言”が?
先月下旬に決まった30万トンの備蓄米放出に続き、今月10日に発表されたのが20万トンの追加放出。2020年産米、21年産米あわせて20万トンを矢継ぎ早に放出することで、価格を急速に冷ますのが狙いだ。16日現在、スーパーの平均価格は5...
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もうひとつの国民食「みそ」の値段まで跳ね上がる…大豆高騰に加工用米不足が追い打ち
価格高騰の影響は、主食用米にとどまらない。日本酒や米菓、みそなどの原料に使用される加工用米の不足が懸念されている。 業界団体の全国味噌工業協同組合連合会は12日、日本酒造組合中央会と連名で、小泉農相に要望書を提出。加工用とし...
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進次郎農相いきなり「作況指数」廃止のお粗末…“統計のブレ”は父・純一郎元首相の農水省リストラのツケが原因
親父のツケをゴマカす安易な結論だ。小泉進次郎農相がコメの出来栄えの目安となる「作況指数」の廃止を決めてしまった。作況指数は1956年から約70年、毎年秋に公表。豊作や不作を分かりやすく示す指標として活用されてきた。 廃止の理...
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コメ高騰で「コメ太り」の皮肉 朝昼とも朝定食で節約のつもりが→ガッツリお代わり…に落とし穴
「コメが高いって言われるから、お代わり無料なら食べなきゃ損って強迫観念に駆られる」とIT企業勤務の和也さん(39=仮名)は苦笑する。 都内で外食ランチは、1000円超えも当たり前。和也さんは「節約のために、早朝に起きて牛丼チェ...
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石破さんは強気らしい 国民を舐め切っている無策政権と自民党
不信任案や衆参同日選を巡る政局報道で、信じられないのが石破首相や自民党の強気姿勢だ。小泉劇場の目くらましに気を良くし、「反転攻勢」などと言いだしているらしいが、国民を愚弄するにも程がある。有権者は何から何までお見通し。 ◇...
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備蓄米の実状は「入手困難なレアアイテム」…販売確認店舗は全体の4.8%、メディアが誇大宣伝
TVで見ない日はないが、現物を手にした人はどれだけいるのか。小泉進次郎農相の号令一下で随意契約で放出された備蓄米。ニュース・情報番組は各地のスーパー店頭にズラリと並ぶ映像をタレ流し、大行列と「安く手に入るのはありがたい」という消費者...
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進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑
抗議が殺到し、さすがに「反論」せざるを得なくなったようだ。小泉進次郎農相から、コメ高騰の“元凶”かのように扱われたコメ卸大手の「木徳神糧」が11日、社長名で「取引価格の不当な操作は行っていない」という「声明文」を発表した。 「...
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進次郎農相の“JA憎し”どこまで…「古古古古米」込み20万トン再放出の“逆兵糧攻め”で宿敵つぶしに躍起
さながら「小泉コメ劇場」の追加公演発表だった。小泉進次郎農相は10日の閣議後会見で、新たに20万トンの政府備蓄米を随意契約で追加放出すると表明した。 対象は2021年産の「古古古米」と20年産の「古古古古米」がそれぞれ10万...
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巨大組織「農協」とは何ものなのか…「既得権益のJAは解体しろ」と国民大合唱
JA全農(全国農業協同組合連合会)に国民から不審の目が向けられている。小泉進次郎農相の指示で全農を通さずに販売した備蓄米が数日で消費者の手元に届いたこともあり、いよいよ全農のダメさ加減が浮き彫りになった。そもそも農協という巨大組織は...
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コメ高騰と備蓄米叩き売りで進次郎農相・自民農水族・財務省が“焼け太り”…輸入拡大ならトランプ大統領もニンマリか
コメ担当大臣を自任する小泉進次郎農相の猪突猛進により、石破政権は息を吹き返した。内閣支持率は下げ止まり、政府備蓄米の叩き売り効果で米価高騰も頭打ちの気配。しかし、それでもコメは依然として高いし、緊急時の備えは枯渇寸前だ。すべては自民...
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コメ騒動の原因は農政失敗と日本人の貧困化にある
5キロ2000円の備蓄米に徹夜してまで群がる人々と、テレビカメラの前で改革派を気取ってみせる小泉進次郎農相──、どこかで見た覚えがある光景だ。父親譲りの「劇場型政治」が繰り返されている。 しかし、冷静に考えてみよう。なぜ、多...
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石破内閣の支持率が微増…いつまで持つのか「進次郎劇場」の目くらまし
コメ大臣の電波ジャック。話題欲しさですり寄るメディア。それらが奏功して、無為無策の議論します」内閣の支持率が下げ止まったが、さあ、 ネタはいつまで続くのか。トランプ米国も分断を煽り、 再び市民を巻き込む危険な劇場型政治に突入したが、...
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自民党の大嘘…12年前に掲げた「農業・農村全体の所得を今後10年間で倍増」はどうなった?
「(コメの価格が)安くなれば農家の所得は減る。どのような農地に対して支払うべきか。どうやって整合的に体系立てていくかという検討を、野党の皆さんのご意見も聞きながらしていきたい」 6日の衆院予算委員会でこう答弁し、コメ農家の所...