国会愚弄首相の政治生命 皇室典範改正案は国民の総意か

公開日: 更新日:
高市首相は裸の女王(C)日刊ゲンダイ

 終盤国会の混乱は全て高市首相の独り相撲による自業自得。国民の総意とか強弁し、妙に力んでいる皇室典範改正はもろ刃の剣だ。政治生命をかけて、この改正案強行の吉凶。

  ◇  ◇  ◇

 さっさと白旗を揚げていれば、終盤国会はこんな大混乱には陥っていなかった。高市首相の独り相撲による自業自得だ。

 国会は9日から衆院も正常化。自民が参院に続き、「与党の責任で会期中に実施する」として、高市の衆院予算委員会集中審議への出席を受け入れたからだ。

 連立を組む日本維新の会肝いり2法案の今国会成立にも高市はこだわってきたが、衆院の定数削減法案については断念し、先送りに追い込まれた。国会空転が1週間以上続き、皇室典範改正案の審議入りが見通せなくなってきたためだ。

 8日の読売新聞によれば、高市の意向を受けた自民は「副首都創設」法案と定数削減法案を委員長職権で審議入りさせ、野党の反発があっても2法案を成立させる戦略だったという。しかし、森英介衆院議長が与野党に皇室典範改正案の審議を最優先とするよう呼びかけたことでシナリオが狂った。高市は議長の「介入」に不快感を示したらしい。

 いやはや、野党を無視して「数の力」で本気で強行突破しようとしていたというから恐れ入る。 

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