あと1カ月に迫った米中間選挙で株価はどう動く? 市場は「共和党敗北」を織り込み済み
アメリカの中間選挙(11月3日)まで1カ月を切った。トランプ大統領の「どうしても勝ちたい」という思いは伝わってくるが、結果がどうなるかは未知数。新NISAを利用している投資家にとっても無縁ではない。株式市場を揺さぶる一大イベントだからだ。中間選挙後に株価はどう動くか──。
中間選挙の結果次第で、株価は大きく動くのだろうか。現在、日経平均は6万5000円から7万円のボックス相場で、上にも下にもたいして動かない。
「中間選挙の結果待ちというところでしょう。共和党が大負けすれば暴落する危険があります。だから、簡単に手を出せない。そんな相場です」(市場関係者)
先週の日経平均は2000円上げたかと思えば、翌日は1000円近く下げる展開。行ったり来たりを繰り返すばかりだ。
「こんなときはジッとしているのが一番。休むも相場ということです」(前出の市場関係者)
そんな見方が主流だが、実は今こそ大チャンスという声もある。
「おそらく今の株式市場はトランプ大統領の共和党の敗北を織り込み始めています。つまり、中間選挙で共和党が負けるのは想定内。株価は一時下落するかもしれませんが、イベント通過で不透明さが解消され、再び上昇傾向となると思います。もし共和党が勝利すれば、さまざまな物事が決まりやすくなるので市場は歓迎するでしょう。だから、どちらにせよ中間選挙後は株高だと睨んでいます」(IMSアセットマネジメント代表・清水秀和氏)
9月下旬に英経済誌「エコノミスト」と大手調査会社「ユーガブ」が公表した世論調査によると、民主党の支持率は45%、共和党は37%だった。市場が共和党の敗北を想定する根拠の一つだろう。
一方で、共和党が大敗すれば株価暴落という見方も当然ある。
「5万5000円あたりまで下落する恐れはあります。金利や為替の動向にもよりますが、トランプ大統領の残り任期中は何もできなくなるかもしれません。イラン戦争にしても決着するかどうか。原油価格が再び1バレル=100ドルを突破する日も出てきたし、株価は一回ドカンと下がってもおかしくありません。とはいえ、日米ともインフレ傾向なので企業の売り上げや利益は膨らみますから、株価は一度下がっても、その後は上昇していくことになるでしょう」(証券アナリスト)
共和党が勝つと、市場は急騰か?
「そうなるでしょう。6月の年初来高値(7万2831円)をためす展開になりそうです。そこを突破できたら、8万円の声が出てくると思います。カギを握るのはイラン戦争。中間選挙後にどんな形であれ、イラン戦争が終結すれば大幅株高が出現します」(前出の証券アナリスト)
それが市場にとっての最善シナリオというわけだ。


















