国内FA権“1年短縮”で先発投手が割を食う? 登録日数145日→165日案の落とし穴
「短縮」といいながら、かえって割を食う選手が出かねないという。
NPBと日本プロ野球選手会は30日の事務折衝で、国内FA権の取得期間短縮について約2年ぶりに協議した。現行は1年=一軍登録145日で、高校出身は8年、それ以外は7年。前回2024年の協議でNPB側は、国内FA権の取得期間を高校出身は7年、それ以外は6年へそれぞれ1年短縮する一方、「1年」とカウントするのに必要な出場選手登録日数を145日から165日に増やす案を提示し、海外FA権については現行の9年を維持する考えだった。今回の折衝では新たな条件提示には至らず、NPB側が約2週間後に改めて案を示す予定だ。
合意すれば2008年に大学・社会人出身選手の国内FA権が9年から7年に短縮されて以来の短縮。選手にとっての恩恵はあるが、選手側が懸念していることがあるという。
仮に165日制を今季に当てはめると、影響をモロに受けるのが先発投手だ。
例えば広島の森下暢仁(29)。現行制度では今季国内FA権を取得したが、7月11日に不調による再調整で登録を抹消され、8月7日に復帰。9月30日までの実登録は157日とみられる。145日なら余裕で1年分だが、165日なら8日足りない。現行日程ではシーズン最終戦の10月7日まで一軍帯同しても164日で、1日足りない計算だ。


















