国内FA権“1年短縮”で先発投手が割を食う? 登録日数145日→165日案の落とし穴
30日のヤクルト戦で八回無失点と好投、今季16勝目を挙げた阪神の高橋遥人(30)もしかり。30日までの実登録は150日とみられる。7、8月には2度「投げ抹消」されており、現行の「先発特例」を各7日、計14日加算しても164日。仮にこの日を今季の公式戦最終登板として10月1日に抹消されれば、「165日=1年」には1日届かない計算だ。
選手会は2023年、先発投手が登板後に抹消される「投げ抹消」によってFA日数を稼げない問題を提起。菅野智之、小川泰弘らも交渉に加わり、24年から一定条件を満たせば7日分を付与する「先発特例」が導入された。
それからわずか数年で必要日数を20日増やせば、救済措置の効果が薄れる可能性もある。野手は一軍に帯同しやすい一方、先発はローテ再編や疲労回復など、本人の実力とは別の球団事情で抹消されることも少なくない。
年数だけを見れば選手有利。しかし「145日から165日」までセットなら、本当にFA短縮と言えるのか。先発投手にとっては、むしろ権利が遠のかないとも限らないのだ。


















