「地域戦略の考え方」宮﨑雅人著

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「地域戦略の考え方」宮﨑雅人著

 地域の衰退が著しい。基幹産業が失われ、人口も減少、人口減少によって学校や病院などの施設が成り立たなくなり、さらに人口減少が進むという悪循環に陥っている。

 こうした地域衰退を食い止めるためには産業の振興が必要だと、安倍政権以降、観光立国路線が進められてきた。しかし、観光産業の中心である宿泊業・飲食サービス業の平均給与は低く、この路線は低賃金・非正規雇用を生み出す。一方、地域で先端産業を育て、雇用をつくり出すともいわれるが、この20年間で大きく変化した世界の産業構造に、日本は取り残されているのが現状だ。

 これまでの国の地域産業政策を検証するとともに他国の政策を紹介。地域衰退を食い止め、人々が豊かな暮らしを送るための政策の目指すべき道を説いたテキスト。

(筑摩書房 990円)

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