巻頭特集
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なぜ選挙後の今出てくるのか 会計検査院の森友調査報告
疑惑を隠蔽するために、ここまでやるか。安倍政権の常軌を逸した闇支配には、背筋が凍る思いだ。 安倍首相夫人の昭恵氏が名誉校長として関わっていた学校法人「森友学園」にタダ同然で国有地が売却された…
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議論すら消えた虚無の国会 「暗愚の1強政権」で衰退の道
6月に通常国会が閉会して以来、実に5カ月ぶりの本格的な国会論戦だというのに、20日から始まった代表質問はどうにも低調だ。 21日は衆院で、無所属の会の岡田克也議員が、「野党の主張にも耳を傾け…
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過去最高の内部留保は無策の証し 賃上げ奨励という猿芝居
またぞろ怪しげな目くらまし策が出てきた。 先週17日に開かれた政府の未来投資会議で、安倍首相は成長戦略の目玉と位置付ける「生産性革命」の具体化を急ぐよう関係閣僚に指示した。 会議では…
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完全雇用の虚実…安倍政権が続く限り日本は総ブラック化
特別国会の召集から20日。モリカケ疑惑から逃げ回り、外遊に明け暮れていた安倍首相が、国会に引っ張り出され、審議はようやく本格化だ。20日から衆院の代表質問が始まったが、安倍が野党の集中砲火を浴びるの…
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安倍政権で事態は動いたか 目に余る拉致被害者の政治利用
特別国会の召集から17日。安倍首相がようやく所信表明演説を行った。演説の原稿は約3500字と、前回2016年9月の約7300字から半分以下に減り、安倍内閣では最も短い。 内閣支持率が急落して…
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中国包囲網も北への圧力も成果なし 安倍迷走外交を総括
国会を留守にしてまで、一体なにをしに行ったのか――。やっと終わった安倍首相のアジア外遊。大新聞テレビはまったく真相を伝えようとしないが、安倍のアジア外遊は成果ゼロ、大失敗に終わっている。 さ…
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野党の質問時間削減は序の口 暴力政権が牛耳る無残な国会
安倍首相が15日、東南アジア外遊から帰国した。前夜の記者会見で「国際社会が一体となって、北朝鮮への圧力を最大限まで高めていく」「11カ国によるTPPが閣僚レベルで大筋合意に達したことは大きな前進」「…
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TPP「大筋合意」報道はウソ 亡国のオソマツ交渉の舞台裏
「大筋合意に達したことは大きな前進だ」 「早期の発効に向けて引き続きリーダーシップを発揮していく」 14日夜、滞在先のフィリピン・マニラで記者会見した安倍首相は、環太平洋経済連携協定(T…
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武器輸出、賃金収奪、五輪騒ぎ…空しい景気を支える正体
景気拡大を実感している国民がどれほどいるだろうか。 2012年12月から始まったという景気拡大が今年9月で58カ月に達し、高度成長期の「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さになったとマスコ…
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誰が見てもクロ 加計疑惑“幕引きシナリオ”などあり得ない
<歌詞>はぁー文書がねぇ! 調べてねぇ! 記憶もそれほど残ってねぇ! 支持率ねぇ! 問題ねぇ!おんなじ答弁ぐーるぐる! おらぁこんな政治嫌だぁ 文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)が、林…
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マイナス金利でも怒らない庶民 いざなぎ超え株高の空虚
一体どこの国の話なのか――と国民はシラケているに違いない。 2012年12月から始まった景気拡大の期間が58カ月となり、ついに「いざなぎ景気」を超えたと大新聞テレビがバカ騒ぎしている。平均株…
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戦争に飢えたトランプ 安倍政権は「自動参戦」という悪夢
米国の戦争に日本が付き合わされる――。あり得なかったはずの事態が、現実味を帯びてきた。 アジア歴訪中のトランプ米大統領は、行く先々で北朝鮮を挑発。米朝関係は緊迫化の一途と言うほかない。韓国の…
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北朝鮮で商売 武器商人外遊のトランプとカモにされた日本
トランプ米大統領のアジア初外遊は、まるで“死の商人”の出張セールスのようだ。日・韓両首脳会談後には、あからさまに米国製武器を押し売り。安倍首相との共同記者会見で、トランプは「非常に重要なのは、首相は…
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ドナルドとシンゾー “ウマが合う2人”のゾッとする共通項
週末から日本列島を覆い尽くしたトランプ狂想曲の気味悪さは何だ。就任後初のアジア歴訪に出たトランプ米大統領の最初の訪問国となり、意気揚々の安倍首相はゴルフ接待を皮切りに宿泊先まで馳せ参じて4回も会食。…
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日米蜜月 芝居がかった北への挑発の裏に軍事オプション
「半世紀を超える日米関係で、首脳同士がここまで濃密に絆で結ばれた一年はなかった」 安倍首相がこう自賛すれば、トランプ米大統領も「両国の関係は特別なものだ。日米の指導者がこれほど緊密になったこと…
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トランプ訪日生中継 異様な政治ショーの裏に何がある?
あまりにバカバカしく、おぞましい政治ショーだ。 5日午前10時半過ぎ、東京の米軍横田基地に降り立った米国のトランプ大統領。就任後初の来日とはいえ、日本のメディア報道は異常だった。NHKは大統…
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賃金を犠牲にして空前の企業利益 好況大報道のドッチラケ
いやはや最近の大新聞・テレビの報道を見ていると、日本経済はまるで「バブル景気の再来」と言わんばかりだ。 〈民間シンクタンクの予測では、7~9月の実質経済成長率の平均は年率1.5%と7四半期連続…
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異様なトランプさま接待ゴルフ 日米蜜月関係のおぞましさ
どこが“国難突破”なのか。初来日するトランプ大統領のご機嫌を取るために、安倍首相は明後日(5日)プロゴルファーの松山英樹を同伴し“接待ゴルフ”をする予定だ。松山選手と一緒にラウンドすることは、トラン…
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全員再任の奇怪な組閣 野党だけが分断された国会焼け野原
いったい、あの総選挙は何だったのか。はたして選挙に意味があったのか――。1日特別国会が開かれ、第4次安倍内閣がスタートした。選挙が行われれば、普通、政界の景色は大きく変わるものだ。 ところが…
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ボタンの掛け違い? 小池&前原氏の逃げ切りは許されない
落選した若狭勝元衆院議員が講演会やメディアに出演して、希望の党の内実についてペラペラしゃべっている。 防衛相時代の小池百合子代表に仕えた官僚が、比例近畿ブロックの単独2位になったことについて…
