巻頭特集
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民進議員に読ませたい 小沢一郎政権奪還論のリアリティー
「野党共闘際立つ違い」「消費増税 違い鮮明」「政策に差」 民進党代表選をめぐる大メディアの報道は、保守系が推す前原誠司元外相(55)VSリベラル派の枝野幸男前幹事長(53)という対決構図を強調…
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原発容認候補の応援に自民党総がかり 茨城県知事選の異様
今週末の27日投開票の茨城県知事選に自民党が総力戦を仕掛けている。自公が推薦する経産省出身の新人、大井川和彦氏(53)の応援に大臣や党幹部を次々と送り込み、ラストサンデーの20日には人気者の小泉進次…
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民進党代表選 政策論争より安倍暴政を止める“覚悟”だろう
離党ドミノが止まらず、“存亡”がかかっているというのに、民進党代表選(9月1日投開票)にはドッチラケだ。出馬を模索していた若手の井出庸生衆院議員は推薦人集めに失敗し、フタを開けてみれば見飽きた顔の一…
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バノン解任は戦争歓迎派の勝利 日米死に体政権暴走の怖さ
窮余の決断は何を意味するのか。トランプ米大統領が一時は「陰の大統領」と呼ばれた最側近、バノン首席戦略官を解任した。 バノンは選挙参謀として移民排斥や保護貿易など「アメリカ・ファースト」の政策…
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歯止めなき軍事費増強 この国の末路は日米軍事同盟破産
いったい、どこにそんなカネがあるのか。日本政府が「あれも買います、これも買います」の大盤振る舞いだ。 17日にワシントンで開かれた日米両国の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)。共同発表には…
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いつの間にか米国と戦争準備 目に余る安倍政権の二枚舌
トランプ米大統領の就任後初となる日米2プラス2(外務・防衛担当閣僚会合)がワシントンで開かれた。2015年4月以来の会合は、米領グアムへの包囲射撃を予告した北朝鮮をめぐる協議に費やされ、対北圧力をか…
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死に体同士が対北電話会談 いまトランプ米国に隷従の狂気
全米が怒り狂っている。これはトランプ大統領にとって致命傷になるのではないか。 アメリカを揺るがしている「デモ衝突事件」――。白人至上主義を掲げるヘイトデモに参加していた20歳の男が、反対派グ…
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昭恵夫人付栄転だけではない 恣意的人事横行のデタラメ
東大卒とはいえ、「準キャリア」である経産官僚が欧米大使館へ異動するのは大抜擢の人事と言っていいだろう。2013年から15年末までの3年間、「内閣総理大臣夫人付」として安倍首相の妻・昭恵夫人に付き添い…
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存立危機事態なのは平和主義 安倍政権で暗黒の終戦記念日
不穏なムードの中で迎える終戦記念日となった。 今朝(15日)、安倍首相と米国のトランプ大統領が電話会談。北朝鮮が米国領のグアム島周辺に弾道ミサイルを発射すると威嚇していることを受け、対応策を…
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安倍首相はお気楽帰省で盆踊り 異様な戦争ごっこの裏側
グアム周辺海域へのミサイル発射計画を打ち出した北朝鮮に対し、トランプ米大統領がイラ立っている。「米国を脅さない方がいい。炎と怒りを見ることになる」と威嚇したのに続き、11日はツイッターで「北朝鮮が浅…
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なぜ今すぐ辞めないのか安倍首相 疑惑の官僚の嘘も限界
本気で言っているのであれば正気の沙汰じゃない。10日に行われた南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠蔽問題をめぐる衆参両院の閉会中審査を振り返り、「野党の質問に誠実に答弁した」と総括していた自…
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止まらない支持率下落 「死に体」安倍政権を待つ時限爆弾
「仕事人内閣」とはへそで茶を沸かす。一度は入閣を断った江崎鉄磨沖縄北方相が、就任2日目に「役所の原稿を朗読する」と“働く気ゼロ”宣言。自称「仕事人」がいきなり仕事を放棄とは笑わせてくれたが、しょせん党…
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佐川国税庁長官を引っ張り出せ 国民愚弄政治との最終攻防
財務省はヘタを打ったものだ。先月5日に国税庁長官に昇進した佐川宣寿前理財局長の就任会見の見送りは、世論の動きを決定的に見誤った。定例会見を行わない国税庁長官は就任会見が唯一の公式会見。それで過去十数…
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もう馬脚を現した 仰々しい「仕事人」内閣の期待外れ
いったい、どこが「仕事人内閣」なのか。先週、安倍首相が行った内閣改造。早くも大臣たちが馬脚を現している。 江崎鉄磨沖縄・北方担当相(73)の発言には、日本中が呆れ返ったに違いない。記者団に対…
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安倍首相“豹変”の裏…ひたすら延命で疑獄逃れと反乱潰し
朝日新聞が5、6日に行った世論調査の安倍内閣の支持率は、7月と比べわずか2ポイントの上昇(33%→35%)にとどまり、ほぼ横ばい。内閣改造当日の3、4日実施の一部調査で10ポイント近く上がったケース…
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新事実続々 納税者が突き付ける佐川国税庁長官“辞職勧告”
森友学園の補助金不正受給問題で、籠池前理事長夫妻が詐欺の疑いで逮捕されてから1週間。ここへきて、事件の“本丸”である不可解な国有地取引について、新たな証拠がボロボロ出てきた。森友学園にタダ同然で土地…
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安倍政権延命に加担 野田聖子のママゴトのような政治感覚
鷹は飢えても穂をつまず――。 一時は「女性初の首相候補」ともてはやされ、“アベ打倒”に動き、石破茂元幹事長と並ぶ“反アベ”の急先鋒とみられていた野田聖子総務相。とがった言動に少なからず高尚な…
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国家破滅内閣に名を連ねた卑しい権力亡者の閣僚たち<下>
「死に体」の安倍政権が新たな看板政策としてブチ上げたのが「人づくり革命」だ。 人材投資を通じて生産性向上と経済の底上げを図る――というが、一体何をするのか意味不明だ。安倍政権は、これまでも「1…
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国家破滅内閣に名を連ねた卑しい権力亡者の閣僚たち<中>
「これで野田聖子も完全に終わったな」――との声が飛んでいる。 石破茂と並ぶ“反アベ”の急先鋒だった野田聖子の入閣にアッケに取られた国民も多いはずだ。 野田は総務会長時代、安倍首相が成立…
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国家破滅内閣に名を連ねた卑しい権力亡者の閣僚たち<上>
これほど醜悪な内閣改造劇は見たことがない。 3日、第3次安倍再々改造内閣が発足。森友学園、加計学園、自衛隊の日報隠蔽問題などで追い詰められ、政権浮揚を狙って人事刷新に踏み切った。 安倍首相は…