巻頭特集
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国民騙し 「年金は75歳から」という1億総活躍の正体
社会保障なんてアテにしないで死ぬまで一生、働き続けなさい――。安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」「人づくり革命」「人生100年時代構想」に隠された“本音”とは結局、こういうことなのだ。 内閣…
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北のカリアゲに打つ手なし 「異次元緩和」不発の今後
案の定、「異次元の圧力」は仰々しい言葉だけのから騒ぎに終わりそうだ。 12日、国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁強化決議を全会一致で採択。これを受けて、安倍首相はテレビカメラの前で「北朝鮮に…
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5年間でキナ臭い国に一変 安倍政権を続けさせていいのか
してやったり――と、今頃、安倍首相は高笑いしているに違いない。内閣支持率が急上昇しているからだ。 NHKが8~10日に実施した調査の結果は、「支持する」が先月より5ポイントアップの44%、「…
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「北は核兵器保有」 小野寺防衛相と専門家では見解が違う
建国記念日を迎え、北朝鮮は祝賀ムード一色。国営メディアは「核強国の地位に上り詰めた」と喧伝し「水爆実験成功」を祝う宴会まで開かれた。 「水爆の爆音は、人民の偉大な勝利だ」「さらに奮起し、より大…
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今後は誰が巨悪を追及するのか 山尾離党で自民党は大笑い
民進党は8日、山尾志桜里元政調会長が提出した離党届を受理した。既婚男性との「ダブル不倫」疑惑を週刊文春に報じられてから、たった2日目のスピード決着である。 常任幹事会では「本人は男女の関係を…
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これでは北朝鮮と同じ発想 「日本も核武装」という暴論
「異次元の圧力を科す必要がある」。安倍首相は7日、訪問先のロシア極東ウラジオストクで韓国の文在寅大統領と会談。6回目の核実験を強行した北朝鮮への対応についてこう語気を荒らげたという。 安倍は石…
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官邸と大メディアが作り出す 「対北強硬論」拡大の危うさ
「北ICBM発射の兆候」「再び日本通過の恐れ」「米 制裁案」――相変わらず大手メディアが北朝鮮危機を大々的に報じている。ワイドショーでは、専門外のコメンテーターまでが「圧力が必要ですよ」などとシタリ顔…
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大国が脅せば北朝鮮がひるむのか 空しい安倍首相の咆哮
3日に核実験を実施した北朝鮮が、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の移動を始めた。建国記念日にあたる9日前後に発射するつもりなのか。 エスカレートする一方の挑発行為に対し、米国は国連安全保障理事…
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軍事衝突か核容認か 打つ手なし安倍政権では“悪夢の結末”
6回目の核実験を強行した北朝鮮をめぐって4日、日米韓英仏の要請で国連安保理の緊急会合が開かれた。生命線である石油禁輸と、外貨獲得手段の繊維製品の輸出制限や出稼ぎ労働者受け入れ禁止などが話し合われた。…
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安倍政権で泥沼化 集団的自衛権で東アジア安定の大ウソ
暴走が止まらない。北朝鮮が3日、6回目の核実験を強行。北朝鮮国営メディアでは、例のオバちゃんアナが毎度の大袈裟な口調で「重大報道」を読み上げ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に「完全成…
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安倍政権で防衛費は青天井 シャレにならない北朝鮮破産
4年連続で過去最大を更新だ。防衛省が8月31日に決定した2018年度の概算要求は5兆2551億円。17年度の当初予算から1300億円(2・5%)増やした。現在の中期防衛力整備計画(14~18年度)で…
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官邸は発射を事前に知っていたのか 怪しい北朝鮮政治利用
国民の生命・財産を危険にさらす「情報隠し」もヘッチャラ。そんな安倍政権の薄汚い本性がまた明らかになった。 30日の衆院安全保障委。民進党の後藤祐一衆院議員が「安倍晋三首相が公邸に宿泊したのは…
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なぜJアラートを鳴らしたのか 「ミサイル狂騒」7つの疑問
北朝鮮による中距離弾道ミサイル発射から2日経ったが、いまだに日本中は大騒ぎだ。米領グアムへの包囲射撃を予告している金正恩朝鮮労働党委員長は「太平洋上での軍事作戦の第一歩。侵略の前哨基地であるグアム島…
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常軌を逸した北朝鮮ミサイル騒動の裏に何があるのか<下>
今回の騒動であらためてハッキリしたのは、北朝鮮の弾道ミサイルを撃ち落とす――という日本の迎撃システムが全く役に立たないことだ。 米国防総省の分析では、北朝鮮は弾道ミサイルを250基以上保有し…
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常軌を逸した北朝鮮ミサイル騒動の裏に何があるのか<中>
弾道ミサイル発射を受け、米国のトランプ大統領と電話会談した安倍は「北朝鮮に対し、圧力をさらに強めていくということで日米は完全に一致した」という。国連の安全保障理事会に対しても、緊急会合を要請。国際社…
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常軌を逸した北朝鮮ミサイル騒動の裏に何があるのか<上>
朝早くに鳴り響いた「ウォーン」という警報音に、多くが異様な気配を感じたはずだ。 29日午前6時2分、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのを受け、政府は北海道など12道県のJアラート(全国瞬時警報…
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仕事よりも保身 自称「仕事人内閣」に吹き荒れる解散風
すこしは仕事をしろよ。いったい、どこが「仕事人内閣」なのか。安倍首相が内閣改造を行ったのは8月3日だ。ところが、長~い夏休みをとりつづけ、あれから1カ月間、まったく仕事をしていないのだ。野党が憲法の…
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東芝救済劇のデタラメ 産業革新機構は経産省の財布なのか
東芝が半導体子会社「東芝メモリ」の売却交渉先を一転、協業先の米半導体大手ウエスタンデジタル(WD)を含む「新日米連合」に変更した一件は、月内の契約に向け最終調整が行われている。 もともと韓国…
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国民感情を逆撫で 日本を壊した4首相のバカ笑い別荘写真
「マトモな人間なら、あそこまで大笑いできません。歴代首相が4人もそろって何をふざけているのか。『こんな日本に誰がしたんだ、キミたちじゃないか!』と叱り飛ばしたくなりますよ」 政治評論家の森田実…
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労基法改正一括審議 働き方改革や人づくり革命の胡散臭さ
25日から閣議が再開され、自宅にこもっていた安倍首相が公務に復帰した。とはいえ、国会論戦が始まるのは1カ月も先のことだ。政府・与党は秋の臨時国会の召集について来月25日を軸に調整に入った。 「…