経済ニュースの核心
-
日清製粉が上場以来初の最終赤字 値上げしても本業が好調なのに…
製粉業界最大手の日清製粉グループ本社が上場以来初の最終赤字に転落する。26日発表の2022年度上期(4~9月)決算で特別損失として558億円にのぼる多額の減損を計上。通期での最終損失額は185億円(…
-
絶好調ユニクロに「3つの死角」…円安で最高益なのに柳井氏が不満のなぜ
ファーストリテイリングが13日に発表した2022年8月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前期比61%増の2733億円と、2期連続で過去最高益を更新した。しかし、柳井正会長兼社長は不満を隠さない。…
-
新型コロナ第8波が現実味を帯びる中…欧州で「中国製の暖房器具」が売れている
国内で新型コロナの感染者数が増加傾向にある。今月15日は3万5339人の感染者が報告されたが、1週間前より約8600人増えている。11月にも「第8波」の到来が現実味を帯びてきた。 「第7波」で…
-
東芝旧経営陣は胸中複雑…1ドルで売った米ウエスチングハウスをカナダ企業が1兆円で買収
東芝旧経営陣らからすると何とも複雑でやり切れない思いだろう。 同社を「地獄へ誘った」(関係者)とされる元子会社で原子力発電設備大手の米ウエスチングハウス(WH)が、カナダのウラン採掘・生産会…
-
ヤクルト本社は絶好調 最年少三冠王・村上宗隆選手&ヤクルト1000が業績を支える
「村上選手がいつかメジャー移籍のために渡米しそうで、“村上ロス”が心配です」 熱狂的なプロ野球ファンがこう指摘するのは、王貞治氏が持つ歴代日本選手最多記録シーズン55本塁打を最終戦で抜く56号…
-
89%が物価上昇を実感…統計に表れにくい「トリプルワーク」が現実になる?
厚生労働省は従業員が5人以上いる全国3万余りの事業所を対象に「毎月勤労統計調査」を行っているが、速報値によれば、基本給や残業代などを合わせた、働く人1人当たりの今年8月の現金給与総額は平均で27万9…
-
演劇・ミュージカルの“聖地”帝国劇場が建て替え決定 共同所有者・東宝の皮算用は?
「レ・ミゼラブル」や「屋根の上のヴァイオリン弾き」に「SHOCK」シリーズ……。 多彩な演劇やミュージカルの舞台となり、「聖地」とも呼ばれてきた東京・丸の内の帝国劇場。1969年から84年まで…
-
SBIが出資を打診…八十二銀行と長野銀行「経営統合」の舞台裏
八十二銀行と長野銀行が経営統合で基本合意した。2023年6月をめどに長野銀行が八十二銀行の完全子会社となり、その2年後をめどに両行は合併する予定だ。 「これで長野県の地銀は実質的に1行支配とな…
-
NATO対ロシアの核戦争の瀬戸際…投資家は「現金の保有」を大きく増やしている
1914年7月、オーストリアがドイツに支持されてセルビアに宣戦、セルビアを支援するロシアは総動員令を発して対抗、第1次世界大戦の戦端が開かれた。38年にはドイツがオーストリアを併合、チェコスロバキア…
-
八十二銀行と長野銀行が経営統合へ…成否のカギは店舗の統廃合にあり
「信州銀行それとも信濃銀行、いやちょっと古典的に科野(しなの)銀行もいいかも」 地元財界人の間では新銀行名を巡って早くもこんな観測が取り沙汰されているとか。 長野県を地盤とする八十二銀…
-
かたくなな日銀・黒田総裁にイラ立つ岸田官邸…為替単独介入決断の背景
「黒田総裁が頑なに金融緩和の維持を主張して譲らない。(為替介入について)米国の理解も得られたので、とりあえず単独介入でしのごうということです。145円が介入ラインとなったが、いつまでもつか……」 …
-
プーチン大統領とサウジアラビア・サルマン皇太子「急接近」の不気味
ロシア・ウクライナ紛争、欧米のロシアへの経済制裁、それに起因する原油高、その結果として欧米のコストプッシュ・インフレ、その抑制のための政策金利の引き上げ、行き着く先の景気減速となる。スタグフレーショ…
-
多額の“手切れ金”支払いへ…村上グループに株買い占められた「セントラル硝子」の覚悟
またしても「グリーンメーラー」に屈する形となる。村上世彰氏が主導する投資会社に食いつかれて苦吟していた国内ガラス3位のセントラル硝子が最大500億円にのぼる自己株TOB(株式公開買い付け)の実施を決…
-
注目は“ヒト型”! 中国が目指す「ロボット大国」 産業用ロボットの利用数は5年で約5倍に
ロシア・ウクライナ戦闘では、兵器としての無人攻撃機やドローンの軍事重要性が明らかになった。これらの兵器のベース技術はロボットで、自動運転のスマートカーも車輪とハンドルが手足のAIロボットである。 …
-
民間の融資総額37兆円超!「ゼロゼロ融資」9月末打ち切りで経営破綻や倒産激増の可能性
企業の経営破綻や倒産激増の“号砲”となるのか。政府がいわゆる「ゼロゼロ融資」の今月末での打ち切りを決めた。 新型コロナウイルス禍で業績が悪化した中小企業などの資金繰りを支えてきた制度だが、企…
-
JR西出身の滋賀県知事が打ち出した 国内初「交通税」はローカル線を救うか?
「一橋大学で政府税制調査会長を務められた石弘光ゼミで税制について学んだお弟子さんだけのことはある」 民主党政権の社会保障と税の一体改革を手掛けた元民主党幹部がこう評価するのは滋賀県の三日月大造…
-
黒田日銀は利上げに動けるのか 日経平均採用銘柄の入れ替えに注目
先週、ドル円は一時1ドル=145円台に迫る24年ぶりの円安を示現、150円も視野に入ったという。 この円安の要因は、日米金利差とする報道が目立つが、日本の経済ファンダメンタルズもある。貿易の…
-
“大阪産コロナワクチン”の開発頓挫…「アンジェス」は投資家らの期待を裏切り続けてきた
市場関係者からは「またか」「やっぱり」といったタメ息が漏れる。 大阪大学発の創薬ベンチャー、アンジェスが先週、新型コロナウイルスの従来株に対するワクチン開発を中止すると発表した。今後はオミク…
-
「後払い決済」の名を借りた高利貸しが増加中 クレカを持たない層が狙われる
「やっぱり出ましたね」 メガバンク幹部がこう指摘するのは、急成長しているクレジットカードを使わずにオンラインで買い物ができる「後払い決済サービス」(BNPL)の悪用だ。 8月31日、商…
-
谷深ければ山高し? 1ドル=144円突破「米ドルの破滅のループ」に要警戒
株式市場の相場格言に「山高ければ谷深し」「谷深ければ山高し」がある。相場の山、すなわち株価の天井が高いほど、相場の谷、相場の底値も低いし、逆もしかりということ。資本主義の景気循環を指した見方でもあり…