小林佳樹
著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

TBSの“看板アナ”国山ハセンが電撃退社→転職 新天地となるウェブメディア「PIVOT」とは

公開日: 更新日:

 TBSの看板アナウンサーの国山ハセン氏が年内いっぱいで退社することになった。自身がキャスターを務めるTBS系報道番組「news23」で退社を明かした国山氏だが、退職後の転職先はWebメディア「PIVOT」というベンチャー企業だ。

■まずは赤字決算、今後3年が勝負

「PIVOTは昨年6月に設立されたばかりの会社ですので、売上高の実績は乏しいようです。第1期決算を見る限りまだ赤字で、出資された資金でつないでいる状況です。顔ぶれをみても、創業者の佐々木紀彦氏の母体企業をはじめ、メディア関係の転職組で占められています」(大手信用情報機関)という。

 今年5月の決算では、資産総額が1億7525万円、負債総額が5038万円で、当期純利益はマイナス2億2619万円となっている。資本金は1億9999万円だが、今年7月にポストシードラウンドとして既存投資家である「One Capital」を引受先とする第三者割当増資で5億円を調達したとされており、現状の資本額は8億5000万円(資本準備金を含む)となっている。ポストシードラウンドとはスタートアップが行う資金調達を指す。「資本の余力があるうちに、先行投資のステージを脱し、収支を黒字化させることが求められる。創業3年が勝負だろう」(メガバンク幹部)と言っていい。

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