テレビ 見るべきものは!!
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玉城ティナ「鉄オタ道子、2万キロ~秩父編~」旅先の“ありのまま”と向き合う一人旅が心地いい
玉城ティナ主演の連ドラ「鉄オタ道子、2万キロ」(テレビ東京系)が放送されたのは2022年1月から3月だった。 家具メーカーで営業の仕事をしている大兼久道子(玉城)は、大の鉄道好きだ。出張先で…
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中村倫也「Shrinkー精神科医ヨワイー」精神科や精神科医に対する不要なハードルを下げる効果がありそうだ
先週末、土曜ドラマ「Shrink-精神科医ヨワイ-」(NHK)がスタートした。 主人公の弱井幸之助(中村倫也)は新宿の路地裏で精神科医院を営んでいる。ハーバードの医科大学院に留学した俊英だが…
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栗山千明「晩酌の流儀3」はマイナーチェンジ重ね「孤独のグルメ」と並ぶ定番へ
栗山千明が金曜深夜に帰ってきた。ドラマ25「晩酌の流儀3」(テレビ東京系)である。 シーズン1の放送は一昨年の夏。まだ続いていたコロナ禍の中、「家飲み」に注目したグルメドラマだった。自分の家…
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ドラマ24「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」は「新宿野戦病院」とはひと味違う“地元ドラマ”
深夜ドラマの醍醐味は、ゴールデン・プライムタイムではお目にかかれそうもない作品と出合えることだ。今期のドラマ24「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」(テレビ東京系)は、まさにそんな一本となっている。…
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テレビ東京系「しょせん他人事ですから」中島健人のコメディーセンスは見る側を和ませる
弁護士が活躍するリーガルドラマは数えきれないほど作られてきた。今期の「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」(テレビ東京系)は、主人公の保田理(中島健人)が「ネットトラブル」専門の弁護…
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「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」での小芝風花の笑顔と圧倒的熱量
毎年、東京都内で亡くなり、身元が分からない遺体は約100体あるという。対応しているのが警視庁本部に設けられた「身元不明相談室」だ。 小芝風花主演「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(…
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松下奈緒「スカイキャッスル」最大のポイントは…
松下奈緒主演「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)が始まった。 浅見紗英(松下)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)の3人が暮らすのは、高級住宅街「スカイキャッスル」。夫は…
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松本若菜「西園寺さんは家事をしない」は一見、適温のラブコメだが…
猛暑の中、暑苦しい恋愛ドラマは見たくない。その意味で、松本若菜主演「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)の温度と湿度は好ましい。 アプリ制作会社で働く西園寺一妃(松本)は38歳の独身。仕事…
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松岡茉優「ギークス~警察暑の変人たち~」は警察ドラマの“珍品”として一見の価値あり
異色の警察ドラマと言っていい。松岡茉優主演「ギークス~警察署の変人たち~」(フジテレビ系)である。 まず、刑事が活躍する話ではない。鑑識係の西条唯(松岡)、医務室の吉良ます美(田中みな実)、…
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フジ「新宿野戦病院」はクドカンが描く“愛あるサバイバル”ドラマだ
新たな「クドカンドラマ」の登場だ。宮藤官九郎脚本「新宿野戦病院」(フジテレビ系)である。 物語の舞台は新宿・歌舞伎町にある「聖まごころ病院」。主人公は2人いる。ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池…
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水川あさみ「笑うマトリョーシカ」には奥行きあるヒューマンサスペンスを期待
7月になり、夏の連続ドラマが始まった。その中で早くも先週金曜にスタートしたのが、水川あさみ主演「笑うマトリョーシカ」(TBS系)だ。 主要人物は3人いる。道上香苗(水川)は東都新聞文芸部の記…
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米倉涼子主演「エンジェルフライト」は古沢良太の脚本が見事だ
海外で亡くなった人たちの遺体を、日本にいる遺族の元に届ける。それを実現するのが、「国際霊柩送還士」というスペシャリストだ。 米倉涼子主演「エンジェルフライト」(NHK BS)は、知られざる彼…
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NHK「探検ファクトリー」オトナの工場見学で見えてくる、もの作りニッポンの真骨頂と矜持
土曜昼の「探検ファクトリー」(NHK)。テーマは「日本のもの作り」だ。お笑いコンビ・中川家の2人と吉本新喜劇座長のすっちーが、全国各地の「町工場」を訪ね歩いている。 始まったのは2022年4…
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石橋静河「燕は戻ってこない」で考えさせられる…親子とは、夫婦とは、そして家族とは何なのか
石橋静河主演「燕は戻ってこない」(NHK)のテーマは代理出産だ。 毎回、冒頭に「現在、第三者の女性の子宮を用いる生殖医療『代理出産』について、国内の法は整備されていない。倫理的観点から、日本…
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金曜ナイトドラマ「JKと六法全書」の面白さは、ヒロインが体現するギャップにある
朝ドラ「虎に翼」の主人公、猪爪寅子(伊藤沙莉)のモデルは三淵嘉子。戦前に女性初の弁護士となり、戦後は判事を務めた。女性の法曹界進出における先駆者だ。 そして2024年、ついに女性弁護士ならぬ…
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「おいハンサム‼2」の吉田鋼太郎は最後までハンサムだった
吉田鋼太郎主演「おいハンサム‼2」(東海テレビ制作・フジテレビ系)は2年ぶりの続編だ。舞台は前シーズン同様、源太郎(吉田)が妻の千鶴(MEGUMI)と暮らす伊藤家。3人の娘は独立しているが、何かある…
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川口春奈「9(ナイン)ボーダー」は悩めるボーダーたちへのの柔らかな応援歌だ
うまいタイトルをつけたものだ。川口春奈主演「9(ナイン)ボーダー」(TBS系)である。ここでは20代や30代といった各年代の最終年やその状態を指している。 孔子は「三十にして立つ。四十にして…
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土曜ドラマ「パーセント」は「バリバラ」制作のNHK大阪が手掛ける野心作
土曜ドラマ「パーセント」(NHK)の舞台は、ローカルテレビ局の「Pテレ」。主人公はバラエティー班で働く吉澤未来(伊藤万理華)だ。 ある日、提案していた学園ドラマの企画が採用される。念願のドラ…
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石原さとみ3年ぶり連ドラ復帰作「Destiny」は本人の演技と見事な脚本で“後半戦”も期待大
5月7日、石原さとみ主演「Destiny」(テレビ朝日系)が前半戦の第1部を終える。 横浜地検中央支部の検事・西村奏(石原)は、胸の奥に2つの重荷を抱えて生きてきた。1つは大学時代の友人・カ…
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長谷川博己「アンチヒーロー」は、法はそれほど単純でも一面的でもないことを教えてくれる
NHK朝ドラ「虎に翼」のヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉)は、弁護士になることを目指して大学で法律を学んでいる。彼女が法に対する信念を表明する場面があった。 「私はね、法は弱い人を守るもの、盾とか…
