著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

佐野史郎は国立小中学校を経て島根県立松江南高へ

公開日: 更新日:

佐野史郎

 朝の連ドラ「ばけばけ」で島根県知事を演じる佐野史郎(70)。「これだけうってつけの人物はいない」と話すのは地元支局記者。佐野家は江戸時代末期から同県松江市で開業する医者の家系なのだ。故郷をこよなく愛する佐野は小泉八雲にも造詣が深かった。

 佐野が幼い頃、暮らしたのは松江市ではなく東京・練馬区。父は当時、東京医科大病院の循環器科で診療する勤務医だった。小学校1年3学期、父が医院を継ぐために一家は故郷に戻ることになった。将来は長男の自分も医者になるのだろうと信じて疑わなかった。

 市立小学校から受験して国立の島根大教育学部付属中学に進学。同校は7年前に付属小学校と統合し、小中一貫の島根大教育学部付属義務教育学校に再編されている。

「今も昔も県内トップクラスの進学校。小学校時代の佐野さんは相当、出来が良かったのでしょう」(支局記者)

 最初の挫折は高校受験。第1志望の県立松江南高とは別の県立高校に入学したが、すぐに退学。浪人して第1志望に入り直した。リベラルな校風で知られる松江南での佐野は解放感に浸るように音楽にのめり込んだ。米ウエストコースト風のロックバンドを組み、自由を謳歌した。

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