著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

「戦慄の東大病院」が伝える医療の現場…病院って原発みたい

公開日: 更新日:

 医者は患者に信頼されなければなりません。

 とくに外科手術の場合、患者は全身麻酔で意識がない状態で自分の体が切り刻まれるのですから、なおさらです。手術室で自分の体に外科医がいったい何をやってくれているのか、全く感知できません。

「あっ! ヤバイ! 失敗しちゃったよ! 今日の患者は血管がモロイなぁ。ヒドイ患者だ」

 などやられているかもしれません。まぁ、どんな態度でもしっかりとシゴトをして、きちんと結果を出してくれればある程度許容されるとは思います。

 ただし、しっかりとしたプロフェッショナリティー、プロとしての意識、矜持は、みんなが身につけているわけではありません。ウソツキがいっぱいいます。

 先ごろ飛鳥新社から出版された「戦慄の東大病院」(坂本二哉著)にも取り上げられていますが、国立国際医療センターの心臓手術で患者が死亡した事例では、2022年、遺族の疑念に「無実」を主張する病院側は、当初「手術を録画したビデオなどない」と強弁していました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る