企業深層研究
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ディップ(下)コロナ禍でも貫いた「ユーザーファースト」で業界トップを狙う
アルバイト紹介サイト「バイトル」を運営するディップ(dip)。昨年からは「バイトの時給を上げよう」というキャンペーンを始め、それにより、アルバイト求職者の支持を高めている。 コロナ禍により、…
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ディップ(上)バイトルのCMでアルバイト時給アップ交渉 顧客企業はどう反応した?
新型コロナウイルスの第7波も下火になりつつある。過去最多の感染者と死者を出しながらも行動制限をせずに乗り切ったことで、ウィズコロナ時代の感染対策と経済の両立に、ある程度の道筋をつけたと言えるだろう。…
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テイクアンドギヴ・ニーズ(下)売上高倍増計画の鍵を握るブティックホテル
ハウスウエディングの国内最大手のテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)。コロナ禍で結婚式のキャンセルが相次いだため、T&Gも2021年3月期は赤字に転落したが、前3月期は黒字復帰を果たした。 と…
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テイクアンドギヴ・ニーズ(上)ハウスウエディング最大手をコロナ禍が直撃
ようやく収束に向かうと思われた新型コロナウイルスだが、ここにきて第7波が押し寄せてきている。今のところ政府は行動制限などを行わないとしているが、爆発的に感染者が増えた場合、「緊急事態宣言」や「まん防…
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SANKO MARKETING FOODS(下)漁から卸、販売まで 水産業の6次産業化を目指す
「金の蔵」や「月の雫」「東方見聞録」といった居酒屋チェーンを、首都圏中心に300店近く展開してきた「SANKO MARKETING FOODS」(昨年10月に三光マーケティングフーズから社名変更)。 …
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SANKO MARKETING FOODS(上) コロナ禍が直撃!大箱居酒屋の大量閉店を選ぶ
コロナ禍も収束に向かい、ようやく日常生活が戻ってきた。しかしコロナ前の常態にはなかなか戻れない。居酒屋業界もそのひとつだ。 夜の繁華街を歩くとそれなりに人が戻ってきているように見えるが、今で…
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パナソニックホールディングス(下)楠見新社長が打ち出す「競争力強化」の中身
この4月に持ち株会社制を導入したパナソニックホールディングス(PHD)にとって、目下の最大の悩みは成長エンジンの不在だ。 津賀一宏前社長の時代、「家電のパナソニック」から「BtoBのパナソニ…
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パナソニックホールディングス(上)事業会社制への移行は“幸之助イズム”への回帰
4月1日、パナソニックは持ち株会社制へと移行し、社名をパナソニックホールディングス(PHD)へと変更した。このPHDの下に、白物家電や空調事業を行うパナソニック、車載事業を担当するパナソニックオート…
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鳥貴族ホールディングス(下)コロナ禍で気づいた「一本足経営」の危うさ
全国に「焼鳥屋鳥貴族」を展開する鳥貴族ホールディングス(HD)。コロナ禍で大きな被害を受け、赤字が続くが、4月末には298円(税込み327円)均一から319円(税込み350円)均一へと値上げを断行す…
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鳥貴族ホールディングス(上)均一価格298円→319円へ 5年前の値上げ時は客離れで業績悪化
「焼鳥屋鳥貴族」を全国で615店舗展開している鳥貴族ホールディングス。 その最大の売りは、100%国産鶏肉を使用した焼き鳥を含めた全商品を298円(税込み327円)で提供していることだ。しかし…
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王将フードサービス(下)「まず従業員満足度を上げる」経営戦略が奏功した
テレビの情報番組などで、外食産業が取り上げられることは多い。安さの秘密だったり、メニュー開発秘話などを面白おかしく伝えている。 10年ほど前まで、そうした番組によく取り上げられたのが「餃子の…
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王将フードサービス(上)競合中華苦戦でも業績好調 コロナ禍のデリバリー対応で威力を発揮
新型コロナウイルスは、外食産業に大きな傷痕を残した。業界団体の日本フードサービス協会が発表した2021年の市場動向を見ると、20年度比は1.4%減の微減にとどまったが、19年度比は16.8%減と大き…
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カインズ(下)“第3の創業期”で目指すIT小売業…東急ハンズ買収で「新しいDIY文化の共創」の実現なるか
昨年末に東急ハンズの買収を発表したホームセンター(HC)業界最大手のカインズ。 創業は1989年。群馬県のローカルスーパーだった「いせや(現ベイシア)」のHC部門が独立した会社で、ワークマン…
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カインズ(上)ホームセンター業界のトップが東急ハンズを買収、100%子会社に
東急ハンズといえば、ホームセンター(HC)業界にあって、独特の地位を築いてきた。多くのHCが郊外に店舗を構えているのに対し、東急ハンズは渋谷、新宿などの都心店舗が中心だ。DIY用品のみならず雑貨の扱…
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ぴあ<下>「変化」ではなく「変身」へ…エンタメを通した街づくり事業参画を目指す
コロナ禍により大打撃を受けたエンターテインメント業界。チケット販売最大手のぴあも例外ではなく、前3月期は過去最大の赤字に転落、今中間期でも赤字から抜け出せていない。 そこで矢内廣社長が打ち出…
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ぴあ<上>創業50周年、コロナ禍で大打撃のエンタメ業界で赤字転落
昨年の紅白歌合戦は、2年ぶりに観客を入れて開催された。サッカー天皇杯(2021年12月)も、満員の国立競技場で開かれた。新型コロナのオミクロン株の猛威は懸念されるが、昨秋以降は徐々に日常生活が戻って…
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クレディセゾン<下>DX推進で「第2の創業」目指す…林野会長とサイバー藤田社長は“麻雀仲間”
新型コロナウイルスの流行は、日本人の生活様式を大きく変えることになった。テレワークの普及などはその代表だが、買い物の仕方も大きく変わった。 日本は海外に比べ現金決済の比率が高い。しかし現金の…
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クレディセゾン<上>流通系カードでトップ デジタル人材の養成に本腰
若い人は知らないだろうが、かつて「セゾングループ」という企業集団があった。実業家で作家・詩人でもあった堤清二氏が率いていたもので、西武百貨店を中核に、西友、ファミリーマート、パルコ、良品計画などから…
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青山商事<下>「一本足経営」を脱却し「スクラム経営」が成長のカギ
青山商事、AOKI、コナカ、はるやまの大手紳士服チェーンの前期(2021年3月期など)決算は、いずれも赤字だった。サラリーマンのビジネスウエアがカジュアル化したためスーツ需要が落ち続けていることに加…
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青山商事<上>コロナ禍で2期連続の赤字に転落 IT企業の台頭も逆風に
紳士服業界最大手で「洋服の青山」を展開する青山商事の前期(2021年3月期)決算は惨憺たるもので、売上高は20年3月期比で25.9%減の1614億円、最終損益は388億円の赤字で、2期連続の最終損失…