死にたいといわれたらどうすればいい?(1)「自殺を口にする人は死なない」は本当か

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 自殺者数が多い3月は、自殺対策強化月間に指定されている。身近な人の自殺は、悲しみが長期化し、日常生活に支障をきたすほどの深い喪失感が続く複雑性悲嘆を引き起こす。「自分になにかできたのかも」といった自責の念から、うつ症状や不安症状を引き起こすだけでなく、模倣行動(ウェルテル効果)から遺族の自殺リスクが高まる。自殺を発見した人はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症して長い間苦しむことも多い。

 そんな自殺を防ぐにはどうしたらいいのか? 和光大学現代人間学部心理教育学科の末木新教授に話を聞いた。

 2024年度の自殺者数は2万320人に上る。前年より1517人減少し、統計開始以来2番目に少ない数となった。しかしながら、小中高生の自殺は過去最多を記録するなど問題も多い。

 厚労省の「自殺対策白書」によると、自殺の多い年代は50代が最多で、40代、70代と続く。職業別では、無職、有職、学生・生徒の順で、学生・生徒の内訳は大学生が最も多い。男性は大学生、女性は大学生より高校生が多く、中高生では男性を上回った。

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