企業深層研究
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第一生命<下>47都道府県のすべてと提携…市場縮小対策で
生命保険業界の前途が厳しい。生保の商品は長期契約が大半のため、業績が急激に変化することはない。しかし、人口減少と若者の生保離れを考えると、安閑としていられない。 この状況から脱却するため、大…
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第一生命<上>ビッグデータで“負のレガシー”が武器に変身
独特の略語で知られるロックシンガーのDAIGOが「健康診断、省略しないでほしい」と呼びかけるテレビコマーシャルが流れている。 これは第一生命の「健診割」のCM。「健診割」とは、契約時に健康診…
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WOWOW<上>加入者増も動画配信ビジネス台頭で経営は大揺れ
サッカーJリーグは、ヴィッセル神戸にイニエスタ、サガン鳥栖にトーレスという2人の元スペイン代表が加わったことで大いに盛り上がっている。 この背景には、昨年、スポーツ動画配信の「DAZN(ダゾ…
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アパホテル<上>優良物件情報が真っ先に集まる理由とは
アパホテルの快進撃が止まらない。今年に入ってからでも、東京では神田や西新宿、馬喰町、大阪でも新大阪、梅田など、全国で10以上のホテルをオープンさせている。用地取得は積極的で、今後もハイペースでの出…
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日本M&Aセンター<下>「儲けすぎ批判」も出る圧倒的利益率
中小企業のM&A仲介では、売上高、利益、件数ともに圧倒的トップを走る日本M&Aセンター。売り上げの約半分が利益となり、蓄えたキャッシュ(長期預金を含む)は年間利益の約2倍半というキャッシュリッチな会…
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日本M&Aセンター<上>利益率47%を誇る“高収益”のヒミツ
売上高246億円、経常利益116億円、利益率47・4%という高収益企業が日本M&Aセンターだ。この数字からもわかるように業績は好調で、前期(18年3月期)まで9期連続で最高益を更新中。財務体質も万全…
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ジャパンネット銀行<下>ヤフー系の銀行に変身して反攻へ
日本初のインターネット専業銀行、ジャパンネット銀行は、この2月1日、ヤフーの連結対象子会社となった。同時に社長交代を行い、ヤフー出身の田鎖智人氏が新社長に就任した。 ジャパンネット銀行が20…
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ジャパンネット銀行<上>後発の楽天銀行と熾烈な戦いへ
フィンテックの進行で、銀行業界は大変革期を迎えている。メガバンク3行はいずれも支店の閉鎖、行員の大幅削減を打ち出している。三菱UFJ銀行と三井住友銀行が相互にATMを無料利用できるようにするとの報道…
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ヒューリック<下>都心を中心に160棟を超えるビルを所有
ヒューリックの2017年12月決算は、売上高が前期比34.2%増の2896億円、経常利益は同20.2%増の618億円と、6期連続で最高益を更新した。 成長を続けるヒューリックだが、もともとは…
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ヒューリック<上>一等地の物件を次々と取得できるヒミツ
最近、都心でよく目にする「H」の下に「HULIC」と書かれたロゴマークのついたビル。これらはすべて、不動産会社ヒューリックの所有する建物だ。共通するのはすべて駅近の一等地であること。 ヒュー…
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マネーフォワード<下>創業者が受け継ぐソニーの遺伝子
昨年9月、フィンテックベンチャーとして初の上場を果たした株式会社マネーフォワードは、自動家計簿アプリ「マネーフォワード」、中小企業や個人事業主向け会計ソフト「MFクラウド」などの会計関連ソフトによっ…
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マネーフォワード<上>家計簿アプリの開発で大ブレーク
ダイエット法のひとつに「記録法」というものがある。運動をするわけでもなく、はやりの糖質制限をするわけでもない。ただ単に、毎食、食べたものを記録するだけというものだ。記録することで無意識での食べすぎを…
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トリドール<下>製麺、天ぷら…こだわり店内調理で差別化
前回(10日付掲載)で触れたように外食産業を巡る環境は厳しい。人件費の上昇と原材料費の高騰が収益を圧迫する。そのため、多くの外食チェーンが値上げに踏み切った。しかし、丸亀製麺を運営するトリドールホー…
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トリドール<上>丸亀製麺が値上げせずとも業績好調の秘密
年末年始にハワイに遊びに行った人も多いに違いない。そのハワイで、常に行列のできている繁盛店が「丸亀製麺ワイキキ店」。日本に800店弱を展開するセルフうどんチェーン丸亀製麺の海外1号店だ。ワイキキ店の…
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コメ兵<下>新アプリで“爆買い後遺症”からの脱出を図る
中古品流通大手のコメ兵は、中国人観光客の爆買い終了によって大きな打撃を受けた。何しろ一時は売り上げの15%を外国人客に頼っていた。それがなくなったことで業績は一気に悪化、2017年3月期の最終利益は…
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コメ兵<上>中国人の“爆買い”終焉が大打撃のリサイクル店
今年の外国人訪日者数は、11月4日の時点で、過去最高だった昨年の2403万人を上回った。このままいけば、2800万人を軽く上回ることになりそうだ。 国別トップは中国で、全体の4分の1を占める…
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三菱UFJ信託銀行<下>M&Aを駆使して巨大外資に挑む
来年4月に、法人向け融資業務の三菱東京UFJ銀行(BTMU)への移管を予定している三菱UFJ信託銀行(以下、三菱信託)。 三菱信託にとって法人向け融資は収益の大きな柱だっただけに、移管に当た…
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三菱UFJ信託銀行<上>2本柱どうなる 住宅ローンから撤退報道
最近ではテレビCMもよく見るようになったが、それでも信託銀行は一般の人にはなじみの薄い存在だ。 信託銀行は、日本独自の存在で、「信託」「銀行」の2つの業務からなる。銀行業務は、他の銀行と同様…
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ユニー・ファミマHD<下>ドンキとの提携でスーパー復活
セブン―イレブンに次ぐコンビニ業界2位のファミリーマート。その持ち株会社であるユニー・ファミリーマートホールディングス(以下ユニー・ファミマ)の業績は好調で、中間決算を大幅に上方修正した し…
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ユニー・ファミマHD<上>経営統合でコンビニ首位に肉薄
9月28日、ユニー・ファミリーマートホールディングス(以下ユニー・ファミマ)は今期(18年2月期)の中間決算を上方修正した(正式発表は10月11日)。 それによると、営業収益(売上高)は62…