大相撲 人気力士丸わかり名鑑
-

来場所狙うは大関特例 照ノ富士の“波乱万丈”土俵人生
角界は「無事是名馬」の世界。豊かな才能がありながら、ケガで土俵を去った者は数知れない。照ノ富士も、そのひとりになってしまうのか。 入門時から、その潜在能力は誰しも認めるところ。相撲強豪校の鳥…
-

千代大龍が持つ伝家の宝刀「明月院スペシャル」
立ち合いからの強烈なぶちかましで相手をはじき飛ばし、怒涛の攻め。相手が反撃に移るタイミングを見逃さず、すかさず引き技で仕留める――これぞ千代大龍の勝ちパターン。本名をもじって「明月院スペシャル(MS…
-

角界随一のテクニシャン 安美錦の相撲偏差値は東大レベル
「親方になった時、どんな指導をして、どんな力士を育てるのか。今から楽しみです」 こう話すのは、地元青森の相撲関係者だ。 誰もが「角界ナンバーワン」と口を揃える相撲巧者。対戦相手の分析か…
-

宝富士大輔 横綱白鵬の立ち合いエルボーを最初に破った男
入るべくして伊勢ケ浜部屋に入ったという力士だ。 小学校3年生から父がコーチを務める相撲道場に通い、中学3年時に都道府県中学生選手権で3位という好成績。複数の相撲部屋から勧誘されたが、これを断…
-

空手家の父と二人三脚で 貴景勝は角界の“亀田親子”
相撲協会理事としては奇行が目立つが、今なお色あせない「横綱貴乃花」の存在。貴景勝も、そんな大横綱に影響された。 「お父さんが貴乃花の大ファンで、本名の佐藤貴信の『貴信』も貴乃花から1文字拝借し…
-

悲願の初優勝から大関陥落…琴奨菊が自ら選んだ相撲道
弱い大関として長らく沈殿し、一瞬の輝きで辺りを照らすも、徐々に徐々に火は小さくなり……。だが、それも一つの相撲人生だ。 大関時代の昨年1月場所は、琴奨菊(33)にとってまさに絶頂期だった。初…
-

衝撃デビューも遠い過去 「モンゴルの怪物」逸ノ城の凋落
新入幕の2014年9月場所を忘れられないファンは多いだろう。 200キロ近い体重で身軽に動き回り、稀勢の里と豪栄道の2大関を破ると、さらに横綱鶴竜をも倒す大金星。1914年の両国(元関脇)以…
-

入門3年目で初金星 北勝富士は現役きっての理論派力士
今場所3日目は横綱初挑戦にして、鶴竜を撃破。デビューから15場所目での金星は、幕下付け出しを除けば14場所目の小錦(元大関)に次ぐ、史上2位のスピード。日本人力士限定では、1991年の貴花田(当時=…
-

来日前から貴乃花に心酔 貴ノ岩がひと皮むけた理由
国産力士にこだわっていた貴乃花部屋で、唯一のモンゴル人力士。それだけに08年の入門当時は「日本人力士を育てられないから、すぐに出てきそうなモンゴル人力士を獲得したんじゃないか」といわれていたが……。…
-

角界成長株の正代はディフェンス重視の“ネガティブ男”
正代を語るにあたって、欠かせないのが「ネガティブ」というキーワードだ。体格は十分、将来性が期待されている成長株にもかかわらず、どこか気の弱さが抜けきれない。 それが如実に表れたのが、2015…
-

最高位関脇も…栃煌山はキャッチボールできぬ不器用力士
2007年の新入幕から数えて、7月が幕内62場所目。うち、三役は24場所、関脇も11場所務めた。大関とりが期待された時期もあったが、すでに30歳。上を目指すには厳しい年齢となってしまった。 …
-

白鵬の内弟子2号 “筋肉マン”石浦はなぜ勝てないのか?
まるで総合格闘家のような筋肉に、類いまれな俊敏性。幕内デビューとなった昨年11月場所はいきなり10勝5敗と活躍し、敢闘賞を受賞した。 同部屋の山口(現十両)に続く、横綱白鵬の内弟子2号である…
-

幕内最年長 豪風の肉体を支えるのは「巡業先のジム通い」
171センチと上背はないながらも、幕内最高齢の38歳。先日21日には報道陣に誕生日を祝われ、「まだ夜中にステーキを食べることもある」と豪語していた。 2002年に入門して、今年が土俵生活16…
-

“王国”青森出身の新鋭・阿武咲は横綱稀勢の里もベタ褒め
成長株の若手力士は誰か――その問いに多くの角界関係者が真っ先に名前を挙げるのが、この阿武咲だ。 相撲の盛んな青森県出身で、弱冠20歳。三本木農業高校を1年で中退し、プロの道を選んだ。 …
-

親方にゴルフクラブでゴツン 栃ノ心は素行不良の怪力力士
「柔道を続けていたら、オリンピック選手になっていてもおかしくなかった」 こう話すのは、春日野部屋関係者だ。 相撲を始める前は母国ジョージアで柔道とサンボ(旧ソ連の格闘技)に熱中しており…
-

角界一の美声でカラオケ得意も 勢の相撲甚句はまるで演歌
今風のイケメンではないが、いかにもきっぷのいい大将然とした風貌。まわしより調理白衣が似合いそうなのは、実家が寿司屋をやっているからか。 相撲は四股名通り、好調時は手がつけられない。半面、そう…
-

親方が甘やかし…才能フイにしかねない御嶽海のサボり癖
相撲センスは天性のものがあり、パワーとスピードを兼ね備えた逸材。惜しむらくは稽古熱心でないことだ。 出羽海部屋関係者が言う。 「ここが痛い、あそこが痛いと言って、稽古をサボる悪癖がある…
-

角界一の色男も今や脇役…遠藤“パワー不足”に陥った理由
現在の相撲ブームの火付け役といっても過言ではない。 2013年9月場所、ザンバラ髪で新入幕するや、それまで相撲に興味がなかった若い女性ファンが熱狂。「かっこいいお相撲さんがいる!」と話題にな…
-

実は正統派の押し相撲 宇良は決して“曲芸力士”にあらず
相手の懐に入り込み、上からのしかかられるところを逆に足を取って後ろに反って倒す―――宇良(24)はまるでプロレスのリバース・スープレックスのような技「居反り」を引っ提げ、15年に角界入り。その身軽さ…
-

出世より相撲道を追求 ベテラン嘉風は上位陣泣かせの職人
「確固たる信念を持った力士。あえて言うなら、相撲職人でしょうか」 ある相撲記者が言う。 35歳の大ベテラン。相手の懐にもぐり込むことに長けており、武器は角界でも有数の反射神経。時にはフ…
