幕内最年長 豪風の肉体を支えるのは「巡業先のジム通い」

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 171センチと上背はないながらも、幕内最高齢の38歳。先日21日には報道陣に誕生日を祝われ、「まだ夜中にステーキを食べることもある」と豪語していた。

 2002年に入門して、今年が土俵生活16年目。体格に恵まれない豪風が長く相撲を取れるのは、トレーニングのたまものだ。

 ある親方は「ストイックさでは、角界一でしょう」とこう続ける。

「近年は部屋での稽古以外にも、ジムに通って体を鍛える力士は多い。しかし、豪風が凄いのは、巡業や地方場所でもジム通いを絶やさないことです。巡業は前日移動が基本で、午前中に相撲を取り、午後からバスで次の巡業先に向かう。到着するのは大体、午後6時前後。7、8時になることもある。ほとんどの力士はホテルや宿舎にこもるか、飲みに出るもの。たった1日しか滞在しない巡業先で、地元のジムを探してトレーニングをする力士なんて豪風以外にはいませんよ」

 名古屋、大阪、福岡の地方場所でも同様。酒や名産には目もくれず、宿舎と本場所が行われる会場、ジムを行ったり来たりだ。

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