ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた
2009年大会以来の連覇は準々決勝で霧散した。
15日(日本時間)のベネズエラ戦は、リリーフ陣の崩壊によって乱打戦を落とした。
先発した山本由伸(ドジャース)が4回2失点で降板すると、5-2で迎えた五回、2番手として登板した隅田知一郎(西武)がM・ガルシアに2ランを許して1点差に詰め寄られた。六回には4番手の伊藤大海(日本ハム)がW・アブレイユに逆転3ランを被弾。八回、イニングまたぎの種市篤暉(ロッテ)が無死二塁から牽制悪送球で致命的な失点を許した。大谷翔平(ドジャース)を擁する打線もベネズエラの強力救援陣の前に追加点を奪えず、侍ジャパンは大会史上初のベスト8止まりに終わった。
惨敗を招いた大きな要因は、偏った投手選考にある。井端弘和監督は今大会に14人の投手を招集したものの、リリーフ専門は松本裕樹(ソフトバンク)、藤平尚真(楽天)、大勢(巨人)の3人だけ。いびつな編成は大谷の「投手断念」から始まった。
当初、二刀流の大谷が投手として出場するかは未定だった。井端監督は大谷が野手に専念する場合、追加で投手を招集することも視野に入れていた。1月末に大谷が投手としての出場を辞退したものの、打力を重視し、前回、前々回ともに15人いた投手は、1人減った。
そこからチームの歯車は徐々に狂い始めた。宮崎合宿直前に平良海馬(西武)、石井大智(阪神)が故障を理由に出場辞退。松井裕樹(パドレス)もコンディション不良で辞退に追い込まれたが、代役として招集した隅田と金丸夢斗(中日)は先発投手。「第2先発」、「第3先発」としてやりくりしたが、ベネズエラ戦に登板した隅田、伊藤、種市はリリーバーとしての経験が少なく、難しい役回りを求められた。
リリーフ専門が少ないことはかねて、多くの関係者が不安視していた。多数のメジャーリーガーを擁する強敵・ベネズエラとの一戦で、その弊害がモロに出たといえるが、「井端監督の自業自得」との声もある。
今大会、史上最多の8人のメジャーリーガーの招集に成功した一方、侍首脳陣は自ら選択肢を狭めていた。
「最大の誤算は、リリーバーである杉山一樹(ソフトバンク)の招集失敗です」というのは、某パ球団の編成関係者。


















