侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた
史上最悪の準々決勝敗退となった侍ジャパンは16日、メジャー組を除く選手、首脳陣らが米マイアミから空路、成田空港に帰国した。
大会連覇を目指した30人のメンバーのうち、大谷翔平(ドジャース)ら17人が準々決勝に出場したものの、13人は出場機会がないまま「4泊6日のマイアミ旅行」に終始した。
その13人の内訳は、投手が菅野智之(ロッキーズ)、北山亘基(日本ハム)、松本裕樹(ソフトバンク)、宮城大弥(オリックス)、曽谷龍平(同)、大勢(巨人)、高橋宏斗(中日)、金丸夢斗(同)の8人。捕手は若月健矢(オリックス)が最後までマスクをかぶり、中村悠平(ヤクルト)、坂本誠志郎(阪神)はベンチで戦況を見守った。内、外野手は小園海斗(広島)、牧原大成(ソフトバンク)、周東佑京(同)が出番ナシだった。
菅野は準決勝、高橋は決勝戦で先発するとみられていたが、他の選手は準決勝、決勝と勝ち上がっていたとしても、出場機会は限られていたに違いない。
井端監督はかねて準々決勝以降は「投手はどんどんつぎ込む。負けたらそこで終わりなので」と総力戦で挑むとしていた。
リリーフ専門の投手は3人のみ。所属球団では先発を務める投手を含め、1次ラウンドでは誰が米国ラウンドでリリーフとして使えるか、テストを試みた。
ベネズエラ戦では先発した山本由伸(ドジャース)が四回で降板すると、八回までに隅田知一郎(西武)、藤平尚真(楽天)、伊藤大海(日本ハム)、種市篤暉(ロッテ)を投入したが、強力打線を擁するベネズエラに圧倒された。
「井端監督の偏重起用に投手陣は苦心していた」と、侍ジャパン経験のある元選手がこう言う。
「ベネズエラ戦では継投を巡って、ベンチとブルペンの間で意思疎通が図れず、てんやわんやの大騒ぎに。グラウンドレベルにいたテレビや新聞のカメラマンにもわかるほどだったと聞きました。選手たちはその様子を白い目で見ていたそうです。いかに井端監督ら首脳陣が浮足立っていたかがよくわかる。そもそも、救援投手に故障者が続出したこともあったにせよ、例えば松本などは宮崎合宿時は大絶賛していたのに、登板したのは1次ラウンドの韓国戦の1試合だけ。1イニングで1失点したことで見切りをつけた。松本はそのショックもあってか、渡米前に風邪をこじらせ、発熱した。一方、好投を続けていた種市は本来は先発投手であるにもかかわらず、1次ラウンドの韓国、豪州戦ではリリーフとして連投させた。これには本人も報道陣に対して驚きの声を上げたほど。ベネズエラ戦ではイニングまたぎも強いるなど酷使。こうした場当たり的な井端監督の投手起用によって、ただでさえコマ不足のブルペンはいよいよ機能不全に陥ったといえます」


















