独白 愉快な“病人”たち
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「治る見込み」を主治医にたずねると…野村邦丸さん腎臓がん手術からの生還
腎臓がんステージ3bと診断され、腎臓を片方摘出する手術を受けたのですが、術後約2週間で仕事復帰できました。ひとえに主治医のおかげです。肉体的にも精神的にも先生の人柄に助けられました。 始まり…
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排尿の度に自分で尿道にカテーテルを…坂本ちゃん語る前立腺肥大症との闘い
2022年12月下旬、高熱が出たのでコロナウイルス感染症かと思って、自宅にあった検査キットで調べたら陰性でした。なので、ただの風邪だと思って市販の風邪薬を飲んだのです。そうしたら尿が出にくくなってし…
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死んだほうがラクだと思った…芸人いのけんさん大腸がんとの闘い語る
「大腸がん」の手術の2年後に直腸に転移が見つかって、大腸をすべて取ってしまったのでストーマ(人工肛門)になりました。その生活には慣れてきたところですけれど、ストーマがどんなものか知らない人が多いので、…
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生存率は50%と言われ絶望…俳優の水元秀二郎さん肝臓がんとの闘いを振り返る
「治療しなかったら(命は)1年もたない」と告げられて、急に具合が悪くなりました。それまでどこも調子悪くなかったのに、“病は気から”ですね。 どこも悪くなかったから病院に行くこともなかったんです…
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手術2週間前に立てなくなって…芸人・海原かなたさん腰部脊柱管狭窄症を振り返る
2018年3月、70歳のとき、「腰部脊柱管狭窄症」で手術をしてもらいました。リハビリ病院を含めると通算5カ月入院しました。長かったですが、余計なことは考えず、一日も早く良くなって舞台に立つことだけを…
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どんなプロレス技よりも…女子プロレスラーの井上京子さん胆石症の激痛を語る
直径4センチぐらいの立派な“石”でした。昨年10月、手術で取り出された塊を見せられた時、「こんなでっかい石が体の中から出てきたんですか?」と驚いたのですけど、先生は慣れているのか、「そうね、まぁまぁ…
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二度とあの頭痛は嫌だ…上柳昌彦さん下垂体腺腫卒中の手術を振り返る
首筋から頭にかけてどんよりとした痛みが数日続いた後、耐えがたい頭痛に襲われ、近所の救急外来に駆け込んだのは2022年9月1日の夜でした。そのときはまだ、担当している早朝のラジオ番組に出るため、深夜2…
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「6年前から目がぼんやりとしか見えない状態が続いて…」コージー冨田さん1型糖尿病を語る
「せっかく病気になったのだし、コージーにしかできないことがあるはずだから」と、所属事務所の代表から背中を押されたのが病気公表のきっかけです。 秘密にしていたわけではありませんが、営業で仕事を取…
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奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る
腎臓の移植手術をしたのは2024年12月。3月初旬に抜糸が終わって、今はもう不便なことはないけれど、それまでは傷口から膿が出たりするから、ガーゼを替えるなどのケアがだいぶ必要だった。まだ手術から半年…
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妻と娘は「覚悟した」…げんしじんさん急性心筋梗塞で死の淵からの生還を振り返る
胸のあたりをギューッとわし掴みされたような痛みが来て、直感で「ヤバイやつだ」と感じ、すぐに自分で119番しました。 ほとんどの人は「もう少し様子をみよう」と思ってしまい、そのうちに意識が遠の…
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「首から下が動かない…死を覚悟しました」滝川英治さん頸椎損傷との闘い
「この治療を受けても、立って歩ける確率は天文学的に低い」 これは、いろいろな治療を受ける中で、ある医師に言われた言葉です。横にいた姉は愕然としていましたが、自分は逆に可能性があることに希望を感…
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命に関わる難病と知っても…プロ雀士の沢崎誠さん原発性骨髄線維症を語る
「原発性骨髄線維症」は、造血幹細胞が異常に増殖し、骨髄液が線維化して硬くなり、血液がうまく作れなくなる東京都の指定難病です。私がネット検索したときは、「放置すれば3年で死ぬ」とか「手術しても予後は3~…
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局所性ジストニアが分かったあんざいのりえさんはリスクあっても手術を選択
頭蓋骨に小さな穴を開けて脳の深い部分に電極を差し込み、問題のある神経を焼く「定位脳手術」を受けたのは2014年のことでした。30分ぐらいの手術で、問題の指は快調に動くようになりました。でも喜怒哀楽の…
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目覚めると激痛が…歌手の市川由紀乃さん卵巣がん手術を振り返る
「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」 それは2024年6月、ちょうど松平健さんの座長公演に出させていただくことになって、1回目のお稽古を終えた…
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鼻の骨が「く」の字に曲がっていて…俳優の伊藤裕一さん鼻中隔湾曲症の手術を振り返る
この2月、曲がっている鼻の骨を取り除く手術をしました。わりと軽く考えていたので、術後の痛みと苦しさは完全に想定外でした。目から血が出てきたときは、さすがに怖かったです。 もともと学生時代から…
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画家の田中茂さん 医師に「運転中に失神したら大事故になる」と言われ39歳で心臓ペースメーカー手術を決断
病気の名前はいろいろ変遷があるのですが、39歳で心臓ペースメーカーを埋め込んだときには「神経調節性失神」という診断名でした。過度の痛みなどで血管に圧力がかかると血管の緊張を緩める副交感神経が働きすぎ…
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俳優の三夏紳さん前立腺がんの全摘手術後に執刀医から頭を下げられ…
「大腸がん」や「脳梗塞」も経験しましたが、話として一番盛り上がるのは10年前の前立腺がんかな。 血尿が出たんですよ。最初は大したことなかったんですけど、だんだん血の混じる割合が多くなって病院へ…
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「死んだ」と思って18時間…川合俊一さんポリープ手術で壮絶体験
喉ポリープの切除手術は3回経験しています。歌手でもないのに多すぎですよね。原因は歌いすぎかな。カラオケを3軒ハシゴしたときもあったので(笑)。 最も新しいところでいうと昨年5月ごろです。ポリ…
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自分ががんだなんて思えなくて…囲碁棋士の三谷哲也さん悪性リンパ腫を振り返る
もうすぐ治療終了から丸5年が経とうとしています。悪性リンパ腫の場合、何事もなく5年経過すれば、寿命は健常者と同じといわれているので、もうあまり心配はしていません。病気がわかったときのことは、なんだか…
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がんの疑いが浮上して…脳外科医のDr.まあやさん卵巣腫瘍を振り返る
病気になって、初めて「患者さんは術後、こんなにつらいのか」と、身をもって理解できました。 事の発端は2015年ごろに起こった当直中の腹痛です。もともと腹痛を起こしやすい子供で、医学部受験で猛…