独白 愉快な“病人”たち
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タレント森脇健児さんは右膝の「骨切り術」を決断…「やっぱりまだまだ走りたいんですよ」
「骨切り術」という手術から3~4カ月たち、だいぶ歩けるようになりました。でも走ることはまだ無理で、ジャンプやスクワットも禁止。和式トイレと“うっかりコケる”のも禁止されています。まだ、ボルトやプレート…
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ギランバレー症候群と闘う俳優の佐藤和久さん「意思表示が何もできなかった」
朝、立ち上がった瞬間、激しいめまいに襲われました。まるで頭の左右を誰かにがっちりつかまれてグワングワン回されているような、凄まじいものでした。それが2021年7月4日のことです。 唯一の予兆…
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どの病院でも便秘と診断されて…岡野あつこさん大腸がん手術を振り返る
最初に異変があったのは2016年のゴールデンウイークでした。群馬に行く用事があって「さぁ出掛けるぞ」というときに、いきなり吐き気と下痢に襲われたのです。七転八倒して5時間トイレから離れられませんでし…
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「ななめ45゜」岡安章介さん下咽頭がんとの闘いを語る
「治療を楽しめ。なかなか経験できないことなんだから! メモなり日記なりつけて、芸人として自分の財産にしようよ」 これは先輩からいただいた言葉です。自分になかったこの発想のおかげで、一気に治療に…
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「手術」というワードにビックリ…タレントの才木玲佳さん子宮筋腫との闘い
今年4月、「子宮筋腫」の手術を受けました。筋腫が9センチという大きさになるまで自覚症状はありませんでした。今思えば反省しかないのですが、婦人科の検診にあまり行っていなかったので、いつ頃から大きくなっ…
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ここまで回復したのは奇跡だと言われた…音楽家・建築家の畠中秀幸さん脳出血からの生還
演奏会のリハーサルで指揮をしていたら急に音が歪んで、声も出せないまま指揮台から右側へ倒れ落ちたのです。42歳の春でした。 右側の感覚がすべてなくなり、起き上がれません。すると間もなく天井が迫…
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「治る見込み」を主治医にたずねると…野村邦丸さん腎臓がん手術からの生還
腎臓がんステージ3bと診断され、腎臓を片方摘出する手術を受けたのですが、術後約2週間で仕事復帰できました。ひとえに主治医のおかげです。肉体的にも精神的にも先生の人柄に助けられました。 始まり…
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排尿の度に自分で尿道にカテーテルを…坂本ちゃん語る前立腺肥大症との闘い
2022年12月下旬、高熱が出たのでコロナウイルス感染症かと思って、自宅にあった検査キットで調べたら陰性でした。なので、ただの風邪だと思って市販の風邪薬を飲んだのです。そうしたら尿が出にくくなってし…
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死んだほうがラクだと思った…芸人いのけんさん大腸がんとの闘い語る
「大腸がん」の手術の2年後に直腸に転移が見つかって、大腸をすべて取ってしまったのでストーマ(人工肛門)になりました。その生活には慣れてきたところですけれど、ストーマがどんなものか知らない人が多いので、…
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生存率は50%と言われ絶望…俳優の水元秀二郎さん肝臓がんとの闘いを振り返る
「治療しなかったら(命は)1年もたない」と告げられて、急に具合が悪くなりました。それまでどこも調子悪くなかったのに、“病は気から”ですね。 どこも悪くなかったから病院に行くこともなかったんです…
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手術2週間前に立てなくなって…芸人・海原かなたさん腰部脊柱管狭窄症を振り返る
2018年3月、70歳のとき、「腰部脊柱管狭窄症」で手術をしてもらいました。リハビリ病院を含めると通算5カ月入院しました。長かったですが、余計なことは考えず、一日も早く良くなって舞台に立つことだけを…
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どんなプロレス技よりも…女子プロレスラーの井上京子さん胆石症の激痛を語る
直径4センチぐらいの立派な“石”でした。昨年10月、手術で取り出された塊を見せられた時、「こんなでっかい石が体の中から出てきたんですか?」と驚いたのですけど、先生は慣れているのか、「そうね、まぁまぁ…
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二度とあの頭痛は嫌だ…上柳昌彦さん下垂体腺腫卒中の手術を振り返る
首筋から頭にかけてどんよりとした痛みが数日続いた後、耐えがたい頭痛に襲われ、近所の救急外来に駆け込んだのは2022年9月1日の夜でした。そのときはまだ、担当している早朝のラジオ番組に出るため、深夜2…
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「6年前から目がぼんやりとしか見えない状態が続いて…」コージー冨田さん1型糖尿病を語る
「せっかく病気になったのだし、コージーにしかできないことがあるはずだから」と、所属事務所の代表から背中を押されたのが病気公表のきっかけです。 秘密にしていたわけではありませんが、営業で仕事を取…
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奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る
腎臓の移植手術をしたのは2024年12月。3月初旬に抜糸が終わって、今はもう不便なことはないけれど、それまでは傷口から膿が出たりするから、ガーゼを替えるなどのケアがだいぶ必要だった。まだ手術から半年…
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妻と娘は「覚悟した」…げんしじんさん急性心筋梗塞で死の淵からの生還を振り返る
胸のあたりをギューッとわし掴みされたような痛みが来て、直感で「ヤバイやつだ」と感じ、すぐに自分で119番しました。 ほとんどの人は「もう少し様子をみよう」と思ってしまい、そのうちに意識が遠の…
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「首から下が動かない…死を覚悟しました」滝川英治さん頸椎損傷との闘い
「この治療を受けても、立って歩ける確率は天文学的に低い」 これは、いろいろな治療を受ける中で、ある医師に言われた言葉です。横にいた姉は愕然としていましたが、自分は逆に可能性があることに希望を感…
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命に関わる難病と知っても…プロ雀士の沢崎誠さん原発性骨髄線維症を語る
「原発性骨髄線維症」は、造血幹細胞が異常に増殖し、骨髄液が線維化して硬くなり、血液がうまく作れなくなる東京都の指定難病です。私がネット検索したときは、「放置すれば3年で死ぬ」とか「手術しても予後は3~…
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局所性ジストニアが分かったあんざいのりえさんはリスクあっても手術を選択
頭蓋骨に小さな穴を開けて脳の深い部分に電極を差し込み、問題のある神経を焼く「定位脳手術」を受けたのは2014年のことでした。30分ぐらいの手術で、問題の指は快調に動くようになりました。でも喜怒哀楽の…
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目覚めると激痛が…歌手の市川由紀乃さん卵巣がん手術を振り返る
「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」 それは2024年6月、ちょうど松平健さんの座長公演に出させていただくことになって、1回目のお稽古を終えた…