著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

北海道札幌市生まれ。女優・男優評論家。大学時代には広告論・市場調査(マーケティング)を専攻。その後、「日経エンタテインメント!」「Invitation」などの雑誌でCMタレントに関する連載を担当。現在、Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト)で業種別CM出演タレントの分析リポート・コラムを執筆している(https://tpranking.com/category/column)。note個人クリエイターページ https://note.com/tokyodiorama/

河合優実は時代を引っ張る力があるカリスマ系CMクイーン

公開日: 更新日:

河合優実(JR東日本ほか)

 歴代の「CMの女王」と呼ばれた人たちには、2種類の流れがあると考えている。ひとつは大衆から全方向的に愛され多くの企業のCMに起用されたクイーンで、上戸彩・武井咲・広瀬すず・川口春奈・今田美桜らがこの系譜を引き継いできた。

 もうひとつのタイプは、存在感にカリスマ性を秘め、作品性が高いCMで時代にインパクトを与えたクイーンで、小泉今日子(1990年代以降)・宮沢りえ・後藤久美子・観月ありさらが挙げられる。前者に似合うBGMがJ-POPだとすれば、後者はジャズや電子音楽がハマる。

 JR東日本「Suica」、サントリー「生ビール」、さとふるなどのCMに出演中の河合優実も、カリスマ性がある演技派女優だ。多くの映画や「不適切にもほどがある!」(TBS系)、今田美桜の妹を演じたNHK朝ドラ「あんぱん」などドラマの印象が強いが、CMでの活躍も光る。

 出演CMベスト3を選ぶなら、①あどけなさを残す表情が印象的な木下不動産「プレール・ドゥーク」(2021年)②綾瀬はるかと共演したユニクロ“メリノの日”(2024年)③中森明菜「スローモーション」がCM曲に使われたファンデリー“旬すぐ いってらっしゃい”編(2023年)④松重豊と共演したマクドナルド「マックデリバリー」(2022年)⑤味の素「クノールカップスープ」“ポタージュだから、みたされる。”編(2024年)、とベスト3を挙げるつもりがいつのまにかベスト5になってしまうくらいに、隠れた名作が豊富だ。

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