月9神話は織田裕二に始まり織田裕二で終わり?
「ラストクリスマス」(2004年/フジテレビ系)
1980年代の終わりから視聴率20%超えを連発、30%超えも珍しくなかったフジテレビ月9。新世紀に入っても“若者のファーストチョイス”ではあったのだけど、その勢いには陰りが見えつつあった。
SMAPメンバー主演作がなかった2003年には、平均20%超えはゼロに。そして迎えた04年。世間が“ヨン様”ブームの中、1月期は木村拓哉(当時31)の「プライド」が25%超えで、月9とキムタクのプライドを示す。だけど、続く4月期、7月期は20%に届かない。「結局、月9はSMAPで何とかなってる?」という印象になりかけた10月期、“非スマ”で久々の20%超えが生まれる。それが、織田裕二(同36)主演の「ラストクリスマス」だった。
あの「東京ラブストーリー」から13年ぶりの月9主演。しかもプロデューサーが大多亮、脚本が坂元裕二だ。まったく別の話なのに、あの“カンチ”が勤めていたハートスポーツの社員という設定。既に“「踊る」の青島”であり、「世界陸上」の“キターーの人”になってた織田裕二を、月9黄金期のムードに引き戻すというのはいかがなものかとは思ったけど、ちゃんときっちりラブコメしていた。“ケンジ=優柔不断だけどいいヤツ”として。


















