「暗い部屋で本を読むと目が悪くなる」のは本当か?

公開日: 更新日:

「暗い場所で本を読むと近眼が進む」といわれることの医学的な根拠はハッキリしていません。ただし、昔の人が言う通り、暗い場所で文字を読むことをおすすめできない理由はあります。まず、人は近くのものを見ているときは目が中央に寄り、いわゆる“寄り目”状態になります。このとき、副交感神経が優位になり瞳孔が小さくなります。これらを総称して「近見反応」と呼びます。

 さらに瞳孔は、網膜に受ける光の強さによって拡大したり収縮したりする「対光反応」で光の量を調節しています。そのため、暗い場所でものを見ると瞳孔が大きくなります。

 つまり、暗い場所で本を読むとどうなるか――。暗闇で瞳孔が大きく開いた状態と、近見反応によって瞳孔が小さくなる状態の相反する動作を同時に行うことになるのです。

 これは目の自律神経系に負荷をかけて、疲れ目(眼精疲労)の原因となり、視力に影響を与える可能性があります。遺伝的要因以外の視力低下の場合、疲れ目も関係すると考えられるからです。

 目は水晶体をカメラのレンズのように調節し、ピントを合わせます。毛様体筋という筋肉が調節していますが、眼精疲労によってこの筋肉の動きが悪くなるとピントが合いづらくなり、長期的には視力の低下につながります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

  2. 2

    伊藤沙莉「劇場版『虎に翼』」に興収30億円期待も…豪華キャスト再集結でなお残る“ひとつの不安”

  3. 3

    阪神に来オフ「藤川GM×赤星監督」の仰天プラン浮上! 球団初のリーグ連覇も指揮官交代へ

  4. 4

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    大谷翔平は90打席ぶり一発どころかPSで本塁打量産も…地区S初戦で見せた“復調サイン”

  2. 7

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  3. 8

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 9

    梅野隆太郎&糸原健斗は戦力外回避か? 気になる阪神ベテラン功労者2人の処遇

  5. 10

    簗農相にまだまだ醜聞続出か?「道路予算カット」暴言も反省ゼロ…臨時国会は大混乱必至

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス