“全身がん”の高須克弥さん「長生きすればみんながんになる」

公開日: 更新日:

「全身がん」というのはお亡くなりになった樹木希林さんが使って広く世間に認知された言葉で、医療用語ではありません。がんが体のあちこちに転移した状態のことで、いい言葉を広めてくれたなと思います。

 僕もずっと前から複数箇所にがんを持っていて、公表もしていたんですよ。でも樹木さんが亡くなってから「僕も全身がんだ」と言ったらみんなが注目してくれるようになりました(笑い)。

 事の始まりは2015年の人間ドックでした。「異常なし」と言われたのですが、検査結果をよく見ると尿検査で「血尿」の反応があったので、「細胞診をしてくれ」と自分でオーダーしたのです。細胞診というのは組織を採取して菌や腫瘍の存在を詳しく調べる検査で、人間ドックのメニューには入っていません。3週間後ぐらいに結果が出てきて「がん細胞がある」とわかりました。

「血尿なんだから尿管系か腎臓か膀胱のどこかだろう」と思って調べたら、その全部からがんが見つかったというわけです。だって尿管がんになったらすぐに腎臓がんになるし、そうなったら膀胱がんにもなっちゃう。しょうがない、つながっているんだから。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明