Dr.中川 がんサバイバーの知恵
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がん治療情報の44%がウソ…ネット上で本物を見極める“眼力”を
日常生活の情報収集でネット検索やSNSは、欠かせません。病気についてもそうでしょう。外来で患者さんとお話ししていると、ネットで仕入れたと思われる情報を耳にすることが少なくありません。読者の皆さんはい…
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つボイノリオさんも公表…「前立腺がん」最新の放射線治療は週末2回でOK
高齢化に伴って前立腺がんを患う人が増えています。全国がん登録によれば、2000年に2万人ほどだった罹患数は、21年には9万5584人と10万人近くになっているのです。 この男性で最も多いがん…
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プロレスラー橋本友彦さんが公表…「肝臓がん」で手術できないケースの治療法
肝臓はとても重要な臓器で、栄養素の代謝や解毒作用、胆汁の生成・分泌、エネルギーの貯蔵などを担っています。そこにできる腫瘍が肝臓がんです。プロレスラーの橋本友彦さん(47)は、肝臓がんの再発で治療に専…
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膀胱がんの5割はたばこが関係…他界した小倉智昭さんもリスク知らず
たばことがんの関係というと、一般の方は肺がんを思い浮かべるかもしれません。肺もそうですが、膀胱もたばこの影響を受けやすいことが知られています。 韓国では、40歳以上の閉経女性約136万人を追…
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定年退職後の“健診スルー”でがんが進行するリスク…野村邦丸さんは1回も受けず
春の健康診断シーズンです。企業や団体の近くでは健診車両が停車し、社員の方々がエックス線検査などの順番待ちをしている光景を見かけます。会社に勤めている方は年に1回の健康診断が義務づけられていて、そこに…
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青木さやかさんは支払いゼロ…がん保険では「ステージ0」の上皮内新生物は対象外も
タレントの青木さやかさん(52)は、2017年と19年に肺腺がんを治療されたことが多くのメディアで報じられています。先月30日放送されたNHKの番組「あさイチ」では、がんの医療費などについて特集。出…
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秋野暢子さんは5回目を報告…「食道がん」治療後の経過観察と内視鏡治療
がん治療はゴールデンウイークも関係がありません。女優の秋野暢子さん(68)は自らのブログに「ゴールデンウィークは鬼退治」とのタイトルで食道がんの治療を受けていたことを報告しています。 3年前…
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石橋貴明さん公表…「食道がん」と「咽頭がん」併発を見抜く検査
タレントの石橋貴明さん(63)が食道がんに加え、咽頭がんも患っていることが明らかになりました。すでにそれぞれの手術を終え、回復に向けて療養されているようです。 一般の方は「2つのがんが同時に…
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チャン・グンソクが手術を回顧…甲状腺がんは穏やかなタイプでも男性は高リスク
韓流スターに人気が集まる中、俳優チャン・グンソクさん(37)は甲状腺がんで闘病していたことを振り返っています。韓国で13日に放送されたバラエティー番組の終盤で次回のゲスト出演が予告され、闘病当時の心…
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石橋貴明さんは手術を選択…「食道がん」は化学放射線療法なら胃も食道も温存できる
タレントの石橋貴明さん(63)が食道がんを公表したことが話題を呼んでいます。自身のYouTubeによると、昨秋から体調の悪さを感じていたそうで、今年の2月に悪化。病院を受診して検査を受けたところ、早…
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コロナ禍に定着した“受診控え”で進行がんになる悲劇
コロナ禍が明けて2年あまり、生活はコロナ前の状態に戻っていると思いますが、皆さんの受診スタイルはいかがでしょうか。これについて気になるニュースがネットに掲載され、注目されています。その内容は以下の通…
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がん手術「待てる」「待てない」の条件…佐藤B作さんは1カ月延期で切除範囲拡大
皆さんは、がんを告げられたらどう思うでしょうか。2007年に胃がんの宣告を受けた俳優の佐藤B作さん(76)が語った闘病記がネットで話題を呼んでいますが、両親とも脳出血で亡くしていたことから「がん家系…
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副作用の「味覚障害」は抗がん剤より放射線の方が深刻
イタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ・落合務さん(77)が悪性リンパ腫の治療で抗がん剤を使用したところ、味覚障害に苦しみ、「病院食ではしょうゆの味が分からない」と語り、話題を…
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宮崎市が4月から助成のHPVワクチン…男性こそ接種が必要な感染率の高さ
宮崎市は4月から男性のHPVワクチン接種費用を全額助成することを打ち出しています。全国的に男性向けの助成が広がる中、九州では初めてです。今回は、このワクチンについて紹介しましょう。 HPVは…
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食道もすい臓も…がんリスクは歯周病でアップする
歯周病は、細菌感染による炎症で歯茎が腫れて出血したり、歯茎の骨が溶けたりして、最悪の場合、歯が抜けてしまいます。口の中の病気ですが、最近はがんとの関係も明らかになっているのです。 横浜市立大…
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乳がん術後リンパ浮腫はスーパーマイクロ手術で治る可能性
乳がんは、女性のがんで最も多いがんで、最近はタレントの梅宮アンナさん(52)がこのがんで右の乳房を全摘されました。その闘病の経過を折に触れてSNSなどで発信されていますから、男性読者もご存じかもしれ…
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難治のすい臓がんでもステージ1なら10年生存率は3割ある
がんの治療成績を比較するとき、生存率が使われます。一般には5年生存率ですが、国立がん研究センターは10年生存率も調査。その最新版が公表されました。対象は、2012年にがんの診断と治療を行った361施…
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高額療養費問題で注目…がんの医療費「手術」「放射線」「抗がん剤」で最も安いのは?
日本の健康保険には、医療費の自己負担額を抑える仕組みが備わっています。それが高額療養費制度ですが、政府はその基準額を引き上げる方針を打ち出し、いろいろな病気の患者団体から「治療が受けられなくなる」と…
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大腸がんは「左」と「右」で治療効果が異なる…右は治りにくい
劇団民芸所属の女優・岸野佑香さんが、大腸がんで亡くなったと報じられました。享年81。大腸がんの罹患数は部位別トップで、増加傾向ですから改めておさらいしておきましょう。 増加の要因のひとつは食…
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原発不明がんで亡くなった森永卓郎さんの訃報で思うこと
分かりやすい経済解説で定評がある独協大教授の森永卓郎さんが28日、原発不明がんで亡くなりました。その前日までラジオ番組に出演されていたことが話題になったので、驚いた方もいるかもしれません。 …