著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

女性は20分以上の刺激と興奮が必要 男女で異なるオーガズム

公開日: 更新日:

「オーガズム(性的絶頂)」とは、性交による累積された性的緊張から突然解放されることで、強い快感を生み、その後、弛緩状態に至ることを指します。いわゆる「イク」と表現される感覚です。男女ともにオーガズムはありますが、違いがあります。男性のオーガズムは「射精」による1回だけですが、女性は性交中に何回ものオーガズムを感じることができるとされます。それに男性はオーガズムが終わるとすぐに快感がなくなってしまいますが、女性のオーガズムは時間的に長く、気持ちよさが徐々にゆっくりと引いていくところも違います。

 さらに女性は、その人によってオーガズムのパターンが異なるともされます。オーガズムに達する一連の流れを、「興奮期」→「平坦期」→「オーガズム期」→「消退期」とします。たとえばA子さんの場合は、1度だけオーガズムに達するタイプ。B子さんは平坦期までは行くが、オーガズムに達しないで消退期を迎えるタイプ。C子さんはオーガズムを何回も繰り返すタイプ、といった具合です。

 しかし、このパターンも男性のテクニックによっても異なってきます。それは男性がオーガズムに達する最も一般的な方法は陰茎の性的刺激ですが、女性の場合は陰核(クリトリス)の刺激だからです。そのため、陰茎を腟に挿入して行う性交(ピストン運動)でオーガズムに達する女性は全体の半数に満たないとされています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  3. 3

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 4

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  5. 5

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  1. 6

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 7

    カブス鈴木誠也に「打点王」がグッと近づく吉報 “目の上のタンコブ”スアレスにア・リーグへのトレード情報

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    さや氏「略奪婚は人の道に反する」と否定もネットでは“今井絵理子枠”確定の皮肉…胸元露わな妖艶スタイルも