医療のミカタ 医療のフシギ
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コメも複雑だが…日本は「クスリ」の流通も複雑怪奇
とんでもない大臣が現れて日本中が驚きました。「支援者がおコメを持ってくる」と、大臣の立場を利用してワイロ(おコメ)をせしめていることを白状したのに、なぜか司直は問題にしていません。 そういえ…
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医者も政治家と同じ? 悪い意味で権力者扱いされ、阻害されている
「支援者がコメを持ってくるので自分で買ったことはありません」 コメ不足のご時世に、農林水産大臣がこんな演説をして世間を驚かせました。このような人を大臣にしてしまう自民党は、それはそれでスゴイ!…
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病気に備える…もっとも頼りになる情報源は「同じ病気」の先輩
「7月に大災害が起こる夢を見ました」とかいう本が売れているそうです。太平洋の海水が盛り上がる、とか。 「えっ? 本当に?」とか思う人は負けずに夢を見て自分の夢で確かめましょう。「僕の夢は富士山の…
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ホントに病気は薬で治るの? 厚労省が所望するのは55品目
厚生労働省は製薬会社に「このあたりの病気に効く薬を開発して下さい!」というお願いをするそうです。 それにしても、そもそもの話ですが、病気は必ずクスリで治るのでしょうか? むかし「自民党につけ…
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突然止まる医療品の供給…行き過ぎたグローバリズムの弊害?
「恒産なくして恒心なし」──「孟子」です。 高校の漢文の先生をしていた患者さんから教わりました。社会はやっぱり「恒産」、つまり安定した産業や雇用がないと人の心が乱れてしまう、という意味です。 …
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医師も患者も一苦労する「障害年金」の申請…日本の役所は不親切
医者の業務で煩雑なのが、患者さんから頼まれた保険などの申請書類の作成です。一生懸命記入しても、4月に異動してきたばかりの若い事務員さんから「これではダメです! ここも記入してください!」と突き返され…
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ミスをした時、詭弁を弄する医師はなにを守ろうとしているのか
医師で医療ジャーナリストの富家孝さんが面白い本を上梓しました。 「それでもあなたは長生きしたいですか? 終末期医療の真実を語ろう」(KKベストブック)という題名の本です。 これは「長生…
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なぜ患者さんの職業を聞いちゃいけないの?
ずうたいのでかい病院では、患者さんについて皆で集まって会議をしています。若い医師にプレゼンしてもらって、チームの中で病状や治療方針を確認し、共有しているのですが、最近の傾向で一つ気がついたことがあり…
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相撲部屋の暴行死事件で注目された「死亡診断書」が持つ大きな意味
重大事故が起こった時などに、「心肺停止で病院に運び込まれ、1時間後に死亡が確認された」という記事を目にします。 病院は患者を治療するところです。既に亡くなっている方は治療できません。病院に運…
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「トランプ関税」が世界の医療現場を直撃してしまう
皆さんは「ヘパリン」というクスリの名前を聞いたことがあるでしょうか。心臓外科手術やカテーテル治療、腎臓病患者の血液透析には欠かせない物質です。 豚の腸から抽出された生物由来の巨大分子です。血…
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“ポンコツ”マイナ保険証に医療側と製薬会社はひと安心?
患者さんによく聞かれます。 「マイナ保険証にした方がいいんでしょうか?」 知りません。ただし、もし病院でちゃんと認識されなかったら大惨事です。 このままだと「マイナ保険証」は、…