著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

インフルエンザにかかりやすい人の特徴は? 日本の研究チームの報告

公開日: 更新日:

 インフルエンザウイルスが流行する要因については、主に環境的な側面から研究が行われてきました。例えば、低温環境や低湿度環境、人口密度の高さ、公共交通機関や学校などの閉鎖空間、大気汚染、屋内における不十分な換気などは、インフルエンザウイルスの流行要因となります。

 一方、人の行動や健康状態に関連した流行要因について、詳しいことはよく分かっていませんでした。

 そのような中、インフルエンザウイルスにかかりやすい人の特徴を分析した研究論文が、サイエンティフィック・リポーツという科学誌に2025年8月21日付で掲載されました。

 この研究では青森県弘前市に在住している1062人(平均52.7歳)が対象となりました。研究参加者の健康状態や生活習慣などに関する165項目のデータが収集され、インフルエンザウイルス感染症との関連性が分析されています。

 その結果、インフルエンザウイルスに感染した人では、感染していない人に比べて、過去の肺炎の病歴が2.88倍、市販薬の使用経験が2.07倍、それぞれ統計学的にも有意に高く、同居している人数が多いこと、血糖値が高いことも感染リスクの増加と関連していました。一方、睡眠時間が長いことは、感染リスクの低下と関連していることも示されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール