インフルエンザワクチンの接種は午前中にすべき? 午後にすべき?
睡眠や覚醒、体温、ホルモンバランスなど、生物の生理現象は約24時間の周期で規則的に変化することが知られていて、このような生体周期リズムを「概日リズム」と呼びます。
免疫の機能についても、概日リズムの影響を受けている可能性が指摘されています。実際、ワクチンによる免疫反応は、午後に接種するよりも、午前に接種した方が高く、午前の早いタイミングでワクチンを接種した人は、呼吸器感染症による入院リスクが低いという研究データも報告されていました。
そのような中、ワクチン接種の時間帯と、感染リスクの関連性を検討した研究論文が、米国医師会が発行するオープンアクセスジャーナルに、2026年7月24日付で掲載されました。
米国で行われたこの研究では、18歳以上の1589万6073人から収集されたインフルエンザウイルスワクチンの接種記録、延べ2305万7174件が分析対象となりました。分析されたワクチンの接種タイミングは23年8月~26年1月のインフルエンザ流行期における、午前7時~午後5時の間で、ワクチンを接種した時間帯と、その後のインフルエンザウイルス感染症の診断や、同感染症による入院リスクの関連性が解析されています。


















