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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

インフルエンザワクチンの接種は午前中にすべき? 午後にすべき?

公開日: 更新日:

 睡眠や覚醒、体温、ホルモンバランスなど、生物の生理現象は約24時間の周期で規則的に変化することが知られていて、このような生体周期リズムを「概日リズム」と呼びます。

 免疫の機能についても、概日リズムの影響を受けている可能性が指摘されています。実際、ワクチンによる免疫反応は、午後に接種するよりも、午前に接種した方が高く、午前の早いタイミングでワクチンを接種した人は、呼吸器感染症による入院リスクが低いという研究データも報告されていました。

 そのような中、ワクチン接種の時間帯と、感染リスクの関連性を検討した研究論文が、米国医師会が発行するオープンアクセスジャーナルに、2026年7月24日付で掲載されました。

 米国で行われたこの研究では、18歳以上の1589万6073人から収集されたインフルエンザウイルスワクチンの接種記録、延べ2305万7174件が分析対象となりました。分析されたワクチンの接種タイミングは23年8月~26年1月のインフルエンザ流行期における、午前7時~午後5時の間で、ワクチンを接種した時間帯と、その後のインフルエンザウイルス感染症の診断や、同感染症による入院リスクの関連性が解析されています。

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