遠のく「夢の超特急」リニア新幹線の現在地

（2）遅れる開業時期とおかしな「静岡悪者論」…JR東海の公表は“虚偽報告”

公開日：2025/12/02 17:00　更新日：2025/12/02 17:00

JR東海の金子慎社長（左）と静岡県の川勝平太知事＝2020年6月（提供）筆者

　JR東海は今年10月29日、品川-名古屋間のリニア開業は「2035年以降」、実質的には「開業時期未定」だと公表した。

　その理由は、リニア通過予定の1都6県（東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知）での工事の大幅な遅れだが、JR東海の説明で違和感を覚えるのは、その詳細…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,060文字／全文1,201文字)

【連載】遠のく「夢の超特急」リニア新幹線の現在地

前の記事（1）工事が始まったばかりのタイミングで相次ぐ事故…陥没は突然やってくる 2025/12/01 17:00

この連載の一覧を見る

■関連記事