著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(48)わずか2カ月余だが戦争回避、平和解決の可能性があった

公開日: 更新日:
近衛文麿(左)と東條英機(C)共同通信社

 陸軍首脳が強硬に戦争政策を主張し、第3次近衛文麿内閣での近衛の立場を次第に追い込んでいくときに、一時的に外交交渉に力点を置く時期があった。わかりやすくいうならば、日米首脳が膝突き合わせて会談を行う可能性があったときだ。その時期を私は昭和16(1941)年8月4日から10月半ばま… 

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