巻頭特集
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甘すぎる安倍政権 トランプショックはこれからが本番
日本企業に激震が走っている。次期アメリカ大統領のトランプが、トヨタを名指しで恫喝したからだ。 「アメリカファースト」を掲げ、雇用拡大と製造業の復活を最重視しているトランプは、これまでメキシコに…
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野党共闘潰しの懸念 小池新党は与党なのか野党なのか?
年明け早々、「小池劇場」の再開だ。4日の仕事始めでは、小池知事の職員への訓示や、都議会各会派へのあいさつ回りの様子をワイドショーが延々と垂れ流していた。 犬猿の仲とされる都議会自民党の高木幹…
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トチ狂った官邸と日銀 統制経済・ペテン相場を自画自賛
いやはや、驚いた。この国はいつの間にか、中国共産党型の「市場統制」が認められているらしい。年末年始のドサクサで不問に付されているが、政権ナンバー2と中央銀行トップの口から矢継ぎ早に、トチ狂った発言が…
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安倍外交を持ち上げる大メディアの恐るべきトンチンカン
何が起きるか分からない。混沌の年の幕開けだ。今月20日には、米国で暴言王トランプが新大統領に就任。ドイツやフランスなど欧州各国でも重要な選挙が予定されていて、極右勢力の台頭に注目が集まる。米ロ関係、…
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刹那のお祭り騒ぎ 棚ボタの円安・株高はそう長くは続かない
トランプの登場で、日本は棚ボタの円安・株高に。「強いアメリカ」を標榜するトランプ勝利以降、急激なドル高の影響で、短期間に円は対ドルで15円以上も下落。120円台をうかがう円安を好材料にして、2017…
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口を開けば「改革道半ば」 安倍政権4年間の成果ゼロ
安倍晋三首相の28日(現地時間27日)のハワイ・真珠湾訪問。出発前、安倍はこんな決意を口にしていた。 「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。この未来への思い、誓い、そして和解の価値をオバマ…
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株価は八百長、外交は大ボラ…安倍政権の「ウソ」の数々
第2次政権の発足から、26日で丸4年。安倍首相は記者団に「改革を進めてきたが、まだ道半ば。しっかりと、これから働き方改革に取り組んでいきたい」と今後の抱負を語り、「デフレではない状況を作り出し、景気…
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安倍独裁への布石着々 2016年政治はここまで暗黒化した
「これで『戦後』が完全に終わったと示したい」――今月5日の真珠湾訪問発表後、安倍首相が周辺に語ったとされるセリフだ。真珠湾訪問をいかに自身が唱える「戦後レジームからの脱却」に結び付けるか。26日夜から…
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冷血安倍政権の善人気取り 働き方改革は野党潰し
「政権の最大のチャレンジ」「抽象的なスローガンのままで終わらせない」 安倍晋三首相が「働き方改革」について連日、気勢を上げている。22日に閣議決定した2017年度予算案でも、目玉のひとつとして…
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全体主義、排外主義が台頭 息苦しい2017年の日本と世界
不気味な凪だ。内政も外交も失敗続きなのに内閣支持率は高止まり。世論調査では、何の成果もなかった日ロ首脳会談や、悲劇を政治利用するヨコシマな真珠湾慰問を「評価する」という声が多数を占める。健全な批判を…
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アホノミクスのトランプ頼み 株バブルと円安の行方と死角
こんな強気で明るい表情は久々に見た。日銀の黒田総裁のことだ。 20日の金融政策決定会合で、日銀は国内の景気について、「緩やかな回復基調を続けている」として、1年7カ月ぶりに判断を引き上げた。…
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支離滅裂の安倍外交 真珠湾訪問は百害あって一利なし
日本は本当に独立国なのか。オスプレイの墜落事故から6日。まだ、機体の回収も終わっていないのに、米軍が19日、オスプレイの飛行を全面再開させた。 米軍は「安全が確認された」などと、当然のように…
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支離滅裂のデタラメ政治に1億総マヒ化の国民世論
あのバカ騒ぎは一体何だったのか。 「北方領土問題にいよいよ終止符が打たれる」「日ロ平和条約の締結交渉が本格化する」「高まる元島民の期待」――。ロシアのプーチン大統領が来日する前の嵐のような「北…
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安倍政権終わりの始まり 二島返還もパーの亡国結末
成果がないことは最初から分かっていたが、それにしても、ここまでヒドイとは――。さすがに今回ばかりは、無能政権の化けの皮がはがれたのではないか。日本中が大騒ぎした日ロ首脳会談の結末は、「肩透かし」や「…
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大失敗の亡国外交ショーを実況中継 戦慄するプーチン狂騒
2日間のプーチン大統領訪日が終わったが、16日行われた共同記者会見でのロシア人記者のプーチンへの質問が、今回の首脳会談の“不毛”を物語っていた。ひとりは訪日とは無関係な「シリア情勢」への対応を問い、…
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狂騒安倍プーチン会談 経済協力だけ食い逃げの亡国結末
大山鳴動して、とはこのことだ。鳴り物入りで迎えた日ロ首脳会談。15日、安倍首相の地元・山口県長門市の温泉旅館でスタートしたが、領土問題での成果はゼロ。空騒ぎに終わりそうだ。「北方領土解散」だとか盛り…
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乱暴国会なのに高支持率…戦前と似てきた野党への絶望
「(1956年の)日ソ共同宣言の枠を超えている。全く別の話で別の問題提起だ」 安倍政権にとっては強烈な先制パンチを食らった格好だろう。15日から2日間の日程で来日するロシアのプーチン大統領。モ…
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北方領土、真珠湾解散って何だ? 安倍周辺はデマゴーグ
「1月解散風 再び」「真珠湾訪問 支持率上昇期待」「早期解散巡り臆測」――。 大新聞がまたぞろ解散・総選挙を煽っている。安倍首相が今月下旬、ハワイの真珠湾を訪れて、米国のオバマ大統領と慰霊の式…
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何から何まで食い散らかし…安倍「歴史的偉業」妄想外交
狂乱首相の戯言に「オウム返し」とは恐れ入る。安倍政権がTPP協定の承認と関連法を成立させた翌10日の読売の紙面にはブッたまげた。 社説に「自由貿易体制の旗を降ろすな」と掲げ、離脱表明のトラン…
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トランプの方がマシ 日本はアベクロと財務省に殺される
いやはや驚いた。安倍首相の経済ブレーンが堂々の転向宣言である。 店頭に並んだばかりの月刊誌「文芸春秋」新年特別号に、米エール大名誉教授の浜田宏一氏(80)が「『アベノミクス』私は考え直した」…