著者のコラム一覧
柚月裕子

1968年、岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。2013年「検事の本懐」で第15回大藪春彦賞、2016年に「孤狼の血」で第69回日本推理作家協会賞受賞。著書に「慈雨」「盤上の向日葵」など多数。

第一話 倫理的にあり得ない(6)雨の中、タクシーを待った理由

公開日: 更新日:
イラスト・大野博美

 タクシー乗り場に屋根はあるが、そんなものは役に立たないほどの横殴りの雨で、安生の足元はずぶ濡れだった。

「気の毒になり、気が付くと駆け寄って自分の傘を差しかけていました。安生は驚いて、私が濡れることを気にして離れようとしたんです。私は、電車が遅れていることを理由に、急がな… 

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【連載】合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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