「水上都市の冒険」島田荘司著│少年探偵が活躍するミステリー5編

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「水上都市の冒険」島田荘司著

 僕は中村川に浮かぶダルマ船で生活している。

 隣の空き家の船の甲板に、踊りながら行進している人形の絵を描くと、中学の同級生の御手洗くんに「なんでこんなの描くのかな」と聞かれた。電信柱などに描かれている絵を真似したと言うと、いたずら描きにしては法則性が感じられる、誰かに何かを伝えようとしているのかもしれないと言う。

 ある日、人形の絵を描いた小学生の男の子を見つけて後をつけると、大岡川に浮かぶダルマ船に入っていった。

 その子の姉らしい少女に少年が声をかけた。「弟にあんなことさせてるのはお金のため?」 (「踊る人形」)

 少年探偵が活躍するミステリー5編。

(講談社 1980円)

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