「上海物語 あるいはゾルゲ少年探偵団」小中陽太郎著

公開日: 更新日:

 1940年4月、6歳の須磨雄は母の明石子に連れられ、銀行員の父の赴任先・上海に向かうために太洋丸に乗り込む。翌朝、船長が食堂に乗客全員を呼集。須磨雄母子が皆に遅れて食堂に行くと、男たちに取り囲まれ、国民服姿の男に尋問される。

 男は母子に一枚の紙切れを突き付ける。男はその紙片を外国のスパイによって描かれた地図と疑っていたが、須磨雄が自分が描いたものだと主張し、許される。男は陸軍少佐の本郷義昭と名乗る。上海に到着すると、母はホテルのロビーで例のスケッチを女に手渡した。須磨雄はさらに女がその紙を白人に渡すのを見逃さなかった……。

 自らの上海体験をもとに、史実と虚構が入り交じりながら描かれるハイパースパイ小説。(未知谷 2500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    綾瀬はるかと交際報道 韓国人俳優ノ・ミヌの気になる素性

  2. 2

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  3. 3

    手越祐也 人脈武器に快進撃…ジャニーズ事務所は戦々恐々

  4. 4

    実は交際4年?綾瀬はるか「私と結婚しなさい」発言の真意

  5. 5

    河井夫妻起訴の闇 特捜部1.5億円不問の裏切りで幕引きか

  6. 6

    西村大臣の露骨な“庶民イジメ” 罰則付きでも休業補償なし

  7. 7

    手越祐也“辞めジャニ”に成功者なれる?赤西仁は10年の時間

  8. 8

    コロナ3カ月で抗体減 集団免疫とワクチンは“風前の灯火”か

  9. 9

    大野智だけが難色か…嵐「24時間テレビ」不参加の肩すかし

  10. 10

    “年の差婚”で武田真治は祝福され城島茂は…イマイチな理由

もっと見る