「推したちとどう生きるか」三宅香帆著│「推しと年齢を重ねていく段階」に

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「推したちとどう生きるか」三宅香帆著

「推し活」というと、「盲目的」「課金競争」などの側面ばかりが取り上げられるが、全員がそうした推し活をしているわけではない。推しがいると、「ライブ」や「配信」など、それまで曖昧に生きていた日々にハレの日ができる。さらに、推し活は決してハレばかりで構成されているわけではないが、推しの写真がスマホにいてくれるなどで「ケ」(日常的な普段のルーティン)の日も楽しく過ごせる。そして今、推したちの活動期間が長くなり、私たちは「推しと年齢を重ねていく段階」に入ったと著者はいう。

 日本人の推し活文化の源流にまでさかのぼり、その歴史をたどりながら、私たちはどのように推しと共に生きて行くことができるのかを考察した社会評論。

(新潮社 1034円)

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