「『推し』という病」加山竜司著

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「『推し』という病」加山竜司著

「推し活」は今、「人々に喜びと活力を与える文化」にまで進化。一方で、推し活の果てに殺人事件を起こしたり、借金を背負って売春をするなど犯罪に巻き込まれる問題も深刻化している。

 小中学生のささやかな「推し活」と、身を滅ぼすほどの出費をともなう推し活の精神性は同じなのか。

 推しによって人生を大きく変える選択をした人々を取材し、推しの何が人々の言動を病的なまでにエスカレートさせていくのかを問う問題作。

 AKB48の駆け出しのころから追いかけ、メンバー2人に計3000万円を使った男性や、推しホストの売り上げに最も貢献した客「エース」の座を得るためあらゆる手段で稼ぐ風俗嬢、AV女優によるアイドルグループを推す女子校教師ら、推しにのめり込んだ人々のリアルな声に耳を傾ける。 (文藝春秋 1320円)


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