(2)国内未承認の「PRP皮膚再生療法」で健康被害も
再生医療分野で日本は世界のトップランナーといわれています。それは基礎研究の蓄積と安全性を確保しながら臨床へつなげることにより維持されています。
ところが、設備やスタッフがそろった施設で行うべき再生医療を使い、不適切な治療を行っているクリニックもあります。
厚労省は都内の複数のクリニックに立ち入り検査を実施。再生医療に関する法令違反を確認し、改善命令を出しています。その中には、美容医療を行っているクリニックも含まれていました。幹細胞を使ってしわやたるみを改善するというもので、「若返り効果」がある「万能細胞」などとうたい、科学的根拠が不確かにもかかわらず、高額な幹細胞投与治療に誘導していたと報告されています。
また、自分の血液を使うPRP(多血小板血漿)注入療法「プレミアムPRP皮膚再生療法」による健康被害も問題になっています。この治療法は国内未承認で、安全性や効果に疑問が持たれています。最新医療をうたい文句に客を集め、しこりや合併症などの被害が出ています(医療問題弁護団被害相談窓口℡03.6909.7680)。


















